「現実をきちんと見て

 

早くどん底に落ちてください」

 

コーチング動画から流れてくる

 

熱いコーチの声に

 

ふと数年前の私を思い出しました

 

 

 

あのどん底だと感じた体験がなければ

 

今の私は存在していないと思います

 

 

 

 

その時、私に求められたものは

 

再び信じることと

 

ひとを許すということでした

 

 

 

 

私が幼少のある晩のこと

 

お酒を飲み外に出ていった父親のすぐ後を

 

母が慌てて追いかけていったことがありました

 

私は心配で心配で眠ることもできずにいると

 

深夜に帰宅した母は血を流しケガをしていました

 

 

 

 

父は家を出たあと

 

お付き合いしていた女性の家に向かったのです

 

隠れてついていった母は

 

その家で女性とケンカになったようで

 

その場には女性の小さな子どもたちもいたと

 

涙声の母と祖母の会話の中で

 

聞いたことを覚えています

 

 

 

 

私自身がどん底だと感じ

 

相手をこころの中で責めていたときには

 

気づけなかったことですが

 

後から考えると

 

私の頭の中には最初から

 

男性に対する不信感があったのだと思います

 

ずっと見てきた父親のその姿が

 

無意識のどこかに残っていて

 

私は疑いや言い知れぬ不安を

 

常に持っていたのではないかと思いました

 

 

 

 

 

 

しばらくして

 

私がどん底にも飽きてきた頃(笑)

 

(一年くらいかかったかな)

 

自分はなにが怖いのか

 

なにが嫌なのかを

 

ずっと考えていました

 

そこから

 

私は私と向き合う時間が続きます

 

 

 

 

お金がなくて息子たちが私のように

 

進学できないのは嫌だったし

 

帰る場所がない私はひとりぼっちになるのが

 

怖かった

 

他にもあったかもしれませんが・・

 

これ以上書くと長くなるので(笑)

 

 

 

 

 

そこからひとつづつ

 

私の恐いこと、嫌なことを無くすために

 

行動を重ねていこうと決めます

 

 

 

 

 

お金を貯めるために転職して

 

お金が減らないように調べて工夫して

 

 

例えば・・健康は1番の節約ですよ(笑)

 

 

1人旅やおひとり様ランチを重ね

 

ひとりでも楽しめるようになりたいと

 

思っていました

 

 

 

 

誰かに依存しすぎて

 

たった一度の自分の人生を

 

見失わないように🌸

 

 

 

 

そして私の口から息子たちに

 

起きた出来事を話すことはない

 

と心に決めていました

 

 

 

 

次はどうしよう

 

出来ることはなんだろう

 

気づくと

 

息子たちが独立した年には

 

私が立てたささやかな目標は

 

すべて達成していたのです💮

 

 

 

 

自分で決めた

 

小さな小さな積み重ねの数々が

 

私の心を救っていくのと同時に

 

これだけやってもダメなら

 

後悔はないと

 

自分の納得にも繋がりました

 

(その時はとりあえずやっていける

 

お金が貯まったことが1番

 

大きかったと思います(笑))

 




そしてなにより1番の収穫は

 

自分と向き合い続けたら

 

私の見ていた景色が変わっていたことです

 

当たり前だと思っていたこと

 

長い間

 

それが当たり前だと思わされてきたことが

 

本当は全然

 

当たり前じゃなかったという

 

ことに気がついたのです

 

 

そうしたら・・

 

 

本当にいい感じで色々、

 

今更変えられない過去のことは

 

どうでもよくなりました(笑)

 

 

 

 

そう、目の前の現実は

 

私が信じればそれが真実になる

 

私の人生は

 

私が決めていいのですから、ね🍀