10年前からがん哲学外来カフェに参加してきました。
今年からは自ら地元でもカフェを開いていて
誰でも参加することができます。
医療者、患者さんやご家族、様々な立場の人から
抱える心や身体のこと、寄り添うことについて
意見や体験が交換されます。
私は以前、医療現場で働く傍ら自分との向き合い方にも
悩んでいた時期がありました。
自分も含め、病気を抱える患者さんや悩みを持つ方々に
どのように寄り添えばいいのか
知識も経験もない自分に果たして何ができるのか
自身の心のコントロールにさえ悩む私には
全く分からない手探りの状態でした。
そんな中で、がん哲学外来カフェ提唱者の樋野先生が
「犬のおまわりさん」の概念についてお話しされていました。
犬のおまわりさん🐶
まいごのまいごの こねこちゃん
あなたのおうちは どこですか
おうちをきいても わからない
なまえをきいても わからない
にゃんにゃん にゃにゃん
にゃんにゃん にゃにゃん
ないてばかりいる こねこちゃん
いぬのおまわりさん こまってしまって
わんわん わわん わんわん わわん♪
歌詞からの解釈では、相手の状況を聞いて
困っている人と問題を分かち合い
一緒に感情を共有することが大切だと
述べられています。
そのお話を聞いたとき、私の心に浮かんだのは
「相手の気持ちを共有して、ただそばにいて
話を聞いてあげることができれば、
それで十分なのかもしれない」という思いでした。
同時に「それくらいなら、私にもできるかもしれない」と
正直に感じた瞬間でもありました。
しかし、参加を重ねていくうちに
この「寄り添う」という行為が
実は非常に難しいものであることに気づいていきます。
人は、自分の持っている知識や経験をもとに
自らの視点で相手にアドバイスをしたくなる傾向があります。
他人の話を聞いていると
「これはこういうアドバイスができるかもしれない」
といった自分の考えが頭の中を巡り
気づけば相手の話に耳を傾けることができなくなっています。
無意識のうちに自分の視点が優先されてしまうのです。
私自身、この経験を通じて
ただ相手の感情に寄り添い、話を聞くということが
どれほど難しいかを実感しました。
自分の意見を挟んで聞いてしまう傾向に気づいたことで
寄り添うことの本当の意味を考えさせられました。
自分目線をなくして相手の言葉や感情だけに
真正面から向き合うこと
単に論理的なアドバイスをすることなく
相手の背景や感情を共有することにあるのだと
体験から学びました。
そして、無条件で相手の心に寄り添う努力を続けていくことが
とても大切なのだと実感しています。
寄り添うことはとても高度な技術です
けれど、相手の前で真摯であろうとするならば
誰でも手に入れることが出来る技術でもあります
今、私は少しでも多くの人がこの寄り添う力の大切さを認識し
こういったリアルの場で繰り返し練習や実践することで
人間にしかできないふれあいや心の温かさを
発揮できるようになることを望んでいます。
不安を感じる場面を向かえます。
特に病気になった時は身体はもちろんのこと
心のコントロールが難しくなります。
ともすると、生きる意味さえ見失ってしまうことも
あるかも知れません。
そんなとき、そばにいてくれる人の
温もりや寄り添いを肌で感じることができたら
たとえ直接的な問題の解決はできなくても
解消はできると考えています。
あなたはこれまでに大切な人の助けになりたい
力になりたいと思ったことはありませんか?🍀




