海外での仕事 | タイ人のほんと

タイ人のほんと

バンコクありえない現実のひびを。。。。。。。

この国に来てから、日本ではやったことのない仕事をアレヤコレヤとやっては見たが、

どれも沈没。

 

なんだかどれも身が入らない。と言うかピンとこない。

 

元々20歳で会社を起こして45歳でやめるまで、自動車鈑金塗装の

職人兼親方で生きてきたオイラには、サラリーマンの経験は殆ど無い。

 

雑貨の仕入れやネット販売などをやってはみたが、気持ちが上の空で

全く燃えない。

 

屋根の下には暮らしていられたが、かなり綱渡りな10年だった。

 

おかげさまで、貯めておいた冷水を浴びて体を洗うことになれ、温水に戸惑いを

感じるほど生活習慣は変わり 日本人エリアに住んだことの無いオイラは365日

タイ飯生活。

 

タイ人と同じに出来ないのは、硬い床に寝ることができないのと、暑さに弱い事くらいだ。

 

更に言えば、トイレではケツを洗う水があれば紙は無くても平気だし

イサン料理は必ず手で食べる。

 

30年前は初めてのタイで、お腹を壊しセントラルデパートのトイレに駆け込んで

思いっ切り気が済むまで出したあとに紙がない現状に対応できず

パンツを履かずに出てきたのも、今ではいい思い出である。

当時はたしかをウォシュレットはまだ普及しておらずケツを洗う発想は皆無だった。

 

そんなこんなのオイラも、ひょんな事から あるタイローカル会社の役員をしている

日本人の方にお呼ばれして、好き勝手に自動車を いじくってイイの仕事にありつけた。

 

タイに来たとき、この高温の国では、絶対に以前の仕事はキツイし、人件費の低い

この国では稼げないことうけあいで、考えてもいなかったのだが、

時々、自動車の近い環境とか、工具屋さんに行ったりすると、やけに血の巡りが良くなる

感覚には気がついていた。

 

そして、現在の会社の役員さんたちが、一人の日本人を省きあとは皆タイ人なのに、

自分たちの大事な車をタイ人の修理屋で直すのは嫌ということで、

あるサイトにちらっと、自分の車やら友だちの車の改造やらをやって載せていたのを発見して

運良くお呼び頂いたのだ。

 

かれこれ4年間このブログを休んでいたのも、そんなこんなで環境の変化に対応の遅いオイラは

10年の過酷な時期から多分35年ぶりの一応安定した環境に順応して、一息つくまで

これだけの時間が掛かったということらしい。

 

苦しかった時期から、ずっとサポートしてくれた相方には今は家事だけを頼み

のんびりしてもらっている。

 

 

並々ならぬ貧乏を体験してきた相方には、その分 今だけでもゆっくりしてもらえる

環境をオイラの体が動く間は維持していこうとおもっています。

 

それに、採算の合わないオイラの採用なのだろうけど

きれいに仕上げると喜んでくれるし、ものづくりが大好きなオイラにとっては

かなり楽しい毎日です。

 

今後はいじらせてもらっている自動車の事なんかも

時々書いていこうと思います。