タイ人のほんと

タイ人のほんと

バンコクありえない現実のひびを。。。。。。。



タイに居ると、ちょっとだけ
【ああ、だから似てるし居やすいんだ】
と思う時がある。
チャオプラヤー川が中心となって形成された4〜5万年のスンダランド【広大な土地】から海面上昇時に北上した人々が九州に辿り着き日本に定住したらしい。
雑穀を育て食していた人々は自然との調和が実に重要で、自然が怒るイコール死だったために、自然崇拝が浸透する。
古神道も然り、タイでも大きな木には誰が置いたのか御供え物や飾りが祀ってある。これは仏教が入ってくる前からの遺伝子レベルの行動であって、日本人の自然崇拝と同じだ。
だから、時々ホッとする。
だから理屈抜きで居やすいんだと思う。



どこの国でも日本食ブームだ! 乾麺のうどんに、蕎麦、冷麦、そうめんは今やどこでも手に入る。これは流石に助かる。バンコクに住む日本人感覚ではなく、タイの田舎でしかも貧乏生活の自分でも、お得感を感じる価格になったのだからかなりの普及率だと思う。キューピーの日本味マヨネーズも一時期人気の不調から消えていたが、最近は売っている。あの東南アジア独特の甘いマヨネーズもキューピーが売っているのには当初驚いたけど、出足の悪かったとんこつラーメンもうどんも、日本旅行ブームとYouTube効果でタイ人も受け入れている。酒と酒の肴も案外手軽に手に入るようになってきた。やはりこれこそジャパンパワーだと思う。美味いものは美味い!
こういった時に誇りを感じる日本人だ!



タイに来てから十数回の移転を繰り返し現在はバンコクから50kmほど離れた田舎に住んでいる。
タイに来たときから、日本人の居る場所に住んだことがないのは、せっかくの外国なのだから、日本人コミュニティにいては意味がないと思っていたから。
だから丁寧なタイ語は話せない。スラング専門だ。よってタイのニュースを聞いても殆ど理解できない。
タイ語は難しい、歳のせいもあるが、普段使う言葉以外は覚えても忘れるし、発音を聞き取れないので、聞いた通り話してるつもりでも伝わらない。
だけど解っているけど都合の悪い場合は解らないふりできるから、とても気が楽なのも本当のところである。
自分のいる地域は労働者が多くて、イサン言、ラオス語、ミャンマー語、カンボジア語が飛び交っている。
昨日近所のセブンイレブンに行ったら、地元のおじさんとおばさんがバイクでやって来て、ふと足元を見ると裸足だった。流石の自分も驚いたが、近くにいたラオス人が特に驚いているのがなんとも滑稽で面白かった!
因みに、ラオスだけはタイのイサン語に近いので聞き取れる。
日本には無い地続きの国境はとても不思議で一歩踏み込めば、言葉がぜんぜん違う、これを経験すると、領土争いによる紛争とか、共産圏や国の在り方で国民の苦しみや、自由度、諦め度などなど日本では理解に苦しむ事柄を目の当たりにできる。政治の重要性はこのような地政学的な要素がとても関係していることに気付かされる。