こんにちは、塚本亮です。
私たちは、とくに教育の過程で
正しい、間違ってる、などの基準でものごとを
判断するようになっています。
だけど、本当にそれでいいのでしょうか。
認知的不協和という心理学の言葉を聞いたことはありますか？
矛盾する２つの感情が混在して不快感を感じることを指します。
好き。嫌い。
やりたい。やりたくない。
などなどの
気持ちが入り混じった状態は気持ち悪いものです。
こころの中で振り子が、ぷらんぷらんしている状態です。
だから、ものごとの白黒をはっきりさせてしまうことで
安心するようになります。
そして自分を納得させるための理由を探そうとします。
たとえば、
何かにチャレンジしようと思った。
だけど、
やっぱりやめておこうと決めた。
このときに、やめておく理由をどこかから探してきます。
「今は忙しい。他にやらなきゃいけないことがある。」
などと言う理由をどこかからうまく引っぱりだしてきて
自分を納得させたことはあると思います。
やらない理由を探すことは、とても簡単なのです。
だけど、なにかのきっかけで、せっかく止めたはずの振り子が
また揺れだす瞬間がきます。
「あのときやっておけばよかった。」
こう感じた時は、まさにそのサイン。
でも、もう時計は巻き戻せない。
そして心に「後悔」というシコリが残ります。
ここで伝えたいことは、
今よりもっと強い自分になるためには
この心の振り子が、ぷらぷらと揺れている状態を「受け止める」こと。
０か１かを決めるのではなくて、
その中間でどっしりと腰を据える勇気をもってみること。
だって、世の中で起こる、ほとんどのコトには正解が
そもそもありません。
それは、黒でも白でもない。
100％の善人もいなければ、100%の悪人もまたいないのと同じです。
矛盾する気持ちをもってしまう自分はダメなのではないのです。
ただ、その矛盾を受け入れてみればいいのです。
そして自分の心に素直になって決断してみましょう。
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