福島からの中継は
予定されていて

事情があったから
できなかった…ってことだったんだ。。。

それが知れて
少しホッとしました。


記憶ってすごく不思議なもので
物事の記憶、
人との会話の記憶って、
だんだん曖昧になっていくんだけど

匂いとか、
湿気とか、温度とか、
風とか、

そして「音」

そういうもので
呼び起こされるんですよね。。。


私はもともとは、
川崎に長く住んでいましたが、

高校の頃は仙台にいたんです。

吹奏楽部で
全国大会に出場することになって
その時に泊まったホテルが
首都高のすぐわきのホテルだったんです。

寝るとき
「なんかこの感じ懐かしいな…」と
思いながら、
なにが懐かしいのか
わからずにいました。

翌朝、
同じ部屋に泊まった友達に
「車の音がうるさくて寝られなかったー」
と言われ初めて気づきました。

“この音が懐かしかったんだ”

その音は
「夜、車が走る音」

川崎に住んでいた小さい頃、
毎週のように祖父母の家に行き、
その帰りの車の中で聞く音でした。

仙台では聞かない音。
東京ならではの音。

私にとってその音は
うるさくなかった。
懐かしい音でした。


踏み切りの音も
きっとそれなりにうるさいと思うんです。
注意喚起ですもんね。

でも、住んでる人には
「あたりまえ」で
さほど気にもしてなかった。


でもその音が失われて

失われた時は
音まで失ったことには気づいてないのに

その音を聞いたとたんに
その音が存在していた“あの時”を
鮮明に思い出す。

9年という
長い月日がたっていても。




あの時も
翔ちゃんは
「自分達になにができるか」を
考えていて

「自分のできること」を
示してくれていた。


そして今も。


それしかないもんね。
なるようにしかならないのだし。

私は
3月いっぱい休みになりそうです。

今度生徒と会うときは
完全に季節が変わってる。

衣替えでもしようかな。。。