木曜日、
作曲のレッスンで
先生に言われました。

音楽とは曖昧なもの。
だからこそ
自分の美学を大事にしなさい。と。




音楽とは

正しい、正しくないが
上手い、下手にならない。

上手い、下手が、
良い、悪いにならない。

曖昧なものであるのにも関わらず
評価というものが存在する。



嵐の生きている世界も
似ていると思う。

上手い、下手が
良い、悪いにならない。

好き、嫌いも
価値観として混ざるから

上手い、下手が
人気ある、ないとはならないし

人気ある、ないで
その人の価値、評価ということでもない。


本当に
曖昧な、曖昧な世界。
(だから勘違いする人も出てくるんでしょうね。きっと。)



普段の生活の中で、
小さな締め切りはいくつもある。

いついつまでに
何々しなきゃならない。

誰にでもある。

この方法は
大きな夢を叶える時にも
用いられる。

夢から逆算して
目標をたて
それを実現するために
自分に小さな締め切りをいくつも課す。

それをクリアしていくことで
夢に一歩ずつ近付いていく。


でもね。
曖昧な世界に生きてると

上が良くわからないから
目標も曖昧になる。


どうやったら
力のある生徒が育つか。

どうやったら
信頼される先生になれるのか。

そもそも
力のある生徒って?

信頼される先生って?

正しいとされる答えがない。


逆算して
計画できたらどんなに楽かと思うけど
そうはいかない。

それで…迷子になっちゃう私に
嵐は教えてくれるんです。


未来を作るのは
今の自分でしかない。

自分の美学、価値観を信じて
今、自分にできることを
一生懸命やるしかない。

今のこの頑張りが
何に繋がるかなんて
考えるよりも

何かに繋がると信じて
やるしかない。



5×20は
まさにそのかたまりだな。と
感じました。

たぶん先のことは
おおちゃんも、
翔ちゃんも、
相葉くんも、
ニノも、
潤くんも、
わかってはいなくて

それはもう
自分達が思い描いていた風景の
その先にきちゃったから
想像がつかなくて

でも
ここがゴールでないことは
5人の価値観として
共通していて

だからもう
やれることといえば

今を一生懸命に生きること。

テレビとか映画とか
全てのことが
きっとそうなんだろうけど
やっぱりライブは特別で。

曖昧な世界に生きるからこそ
具体的な目標をたてられない。

でもだからこそ
目の前のことに、
丁寧に、真剣に向き合う姿を
目の当たりにしました。


1曲、1曲を大事に歌い

風景を心に焼き付けるかのように
目を配り

力の入れどころも
力の抜きどころも
20余年を
一緒に過ごした5人だからこその
パフォーマンスと誇らしげに舞い

自分達の楽しさを見せつけ
そこにいざない、

今を、
この一瞬、一瞬を
思い出として積み重ねる。


それは、
ある意味「集大成」のように見え
寂しさも感じるけど

でも
決して「終わる」ためにやってるのでは
ないと思う。


嵐はいつだって
未来のために今を生きている。




つづく。