旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋梁・・・
というたいそうなタイトルをつけましたが、橋梁群を見て回ったわけではないのです。
糠平温泉郷に向かう道、国道273号線に並行して所々に見かけた橋の紹介です。
しかも車中から見ただけで、確かなものかどうかも正直なところ自身のないものもあります。
廃線になった、旧国鉄士幌線で使われたコンクリート造りのアーチ橋で、現存しているものがいくつかあります。
第三音更川橋梁(だいさんおとふけがわきょうりょう)
橋長71m、4連のアーチ橋です。
音更川に架かるアーチスパン(径間)は32m。
鉄筋コンクリートアーチ橋としては北海道一の大きさを誇ります。
第三音更川橋梁は後世に残すべく補修・再生工事がされています。
国道と並行していました。
車窓から撮ったので、肝心のコンクリートアーチ橋梁部がほとんど見えてないですね。
第四音更川橋梁
音更川に架かるアーチスパンは36mの鉄の桁橋でしたが、今は撤去され分断されたような姿になって一部のみ見ることができました。
分断前は橋長91mのアーチ橋でした。
糠平川橋梁(ぬかびらがわきょうりょう)
ぬかびら源泉郷から歩いて約15分ほどの所にあります。
ホテルの方に行き方を聞き、「クマ、大丈夫でしょうか、、、」と聞いてみたら
「大丈夫だと思いますよ」と。
ここを下っていくと廃線跡が見えてきます。
この廃線跡を辿って行きます。
橋長63mのアーチ橋で、登録有形文化財になっています。
上を歩いて渡ることができる、とガイドブックに書いてありましたが、ここで引き返しました。
クマには会わずに帰ってこられました。
鹿はたくさんいましたけど。
旧国鉄士幌線アーチ橋梁群には
- 五の沢橋梁
- 三の沢橋梁
- タウシュベツ川橋梁
- 第五音更川橋梁
- 第三音更川橋梁
- 第二音更川陸橋
- 第四音更川橋梁
- 第六音更川橋梁
- 糠平川橋梁
勉強不足でこんなにアーチ橋梁群があるとは知りませんでした。
勝手な思いですが、現存している橋梁群だけでも保存できないものか・・・
と思ってしまうのです。
まさに遺跡なんですよね。