小石川後楽園 | moonさんの気まぐれブログ

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先日東京ドームに行ったときに、少し時間があったので小石川後楽園に行ってきました

小石川後楽園の入口門は「西門」と「東門」2か所あります

今回は東門から入って、西門に出てみました

 

西門

 

 

東門

 

 

「花菖蒲を楽しむ」とイベントの看板があったので楽しみに入ったのですが、

この時はまだ数輪しか咲いていなくて、ちょっと残念でした

660株ほどあるのだそうです

 

 

小石川後楽園は、1629年に水戸徳川家の初代藩主・徳川頼房公が江戸の中屋敷の庭として造成

二代藩主の光圀公の代に完成した庭園です

江戸期において最も早く完成した大名庭園と言われ、国の特別名勝に指定されています

 

光圀公は儒教的思想を庭園の築造に生かしたということで、

随所に中国の名所の名前がついていました

 

後楽園という名前も、中国の教え

「士はまさに、天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」

から「後楽園」と名づけたのだそうです

 

内庭

 

大泉水に架かる石橋

向こうに見えるのは東京ドームです

 

唐門

私的空間である内庭と、後楽園を隔てる役割を果たしていたとあります

戦争で焼失しましたが、2020年に復元されています

 


 

得仁堂

光圀公の本意を現した堂

園内唯一、建立当時の姿を残す建物です

 

 

「藤田東湖先生護母致命之処」の碑

徳川斉昭公の側近だった藤田東湖は、江戸の水戸屋敷で安政の大地震にあい、母をかばって亡くなりました

このことを悼み、記念する石碑で、もとは水戸藩邸内に建てられていたもです

周りは梅園になっていて、梅の季節には水戸を偲んでいるかもしれませんね

 

 

円月橋

水面に映る姿が満月のように見えるということで、この名がつけられたそうです

 

一つ松

琵琶湖の唐崎の一つ松にちなんだ松

緑の中で形が見えにくいですが、とてもきれいな松です

 

稲田

光圀公が、三代水戸藩主・綱条公の夫人に、農民の苦労や農業の尊さを教えるために作ったとされます

今でも文京区の小学生が、田植え、稲刈りをしているそうです

 

大堰川

徳川家光公の好みだった山城の国の大堰川を模したもの

 

大堰川の上流には「通天橋」、下流には「渡月橋」が架かっています

京都の東福寺の通天橋に見立てているそうです

 

 

西湖の堤

中国の西湖、蘇堤を模したもの

 

屏風岩

 

白糸の滝 

 

寝覚の滝

 

規模は小さいですが、とても趣がある場所でした


延段

切石と玉石を巧みに組み合わせた中国風の石畳

素朴な石畳みですが、とても歩きやすく、美しい道です

 

緑の風が吹き抜ける中、心にやさしい時間でした