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鈴海老ぷーのリレー小説!

鈴と海老天饂飩とぷーさんがお送りするリレー小説。個性ある三つの文体が織り成すほぼアドリブ小説の行く末やいかに……!

湿気を含んで肌にまとわりつく蒸し暑い空気の中、田上は頬をさすりながら、また秀太は一抹の不安を抱えながら、図書室にやって来た。

幸いと言うべきか、図書室には他に誰もおらず、2人の独占状態だった。

「ふぃ~、来た甲斐があったわぁ」

田上は真っ先に、空調の風がよく当たる席に飛び付いた。

「そんな飛び付く必要があるかよ」

秀太は呆れながら田上の真向かいに座る。

「さ、勉強の続きだ」

「ストイックだなぁ、少しはこの涼しさを楽しもうぜ」

「ストイックも何も、明日も引き続きテストはあるんだ。楽しむ余裕なんてあるかよ」

「はいはい、分かりましたよ谷先生。勉強勉強っと」

田上のこの言葉を最後に2人の会話は途絶え、勉強の時間になった。

しばらくお互いに自習をしていると、秀太は解き方が分からない問題に出くわした。

なので秀太は席を立ち、参考書を探しに行った。

いつの間にか眠り込んでいた田上は起こさないままでおいた。

秀太が本棚の側面から参考書を探している途中、ふと不自然な箇所を見つけた。

無色透明ではあるが、何かその空間に盛り上がりがあるのである。

その盛り上がりに近付きながら注視してみると、その盛り上がりは何やらうごめいている。

秀太がそれに触れると、それを透明にしていたヴェールがみるみる解け、小さな竜巻に半球形の顔が乗った生き物が現れた。

「!?」

秀太がたじろぐと、それはこちらを一瞥し、また本に向き直る。

何気なく自らの体を見たそれは、ヴェールが解けていることに今更ながら驚く。

「なっ、何事ポロ!? バリアが解けてるポロォ!?」

慌てふためくそれを落ち着かせようと、秀太は詫びる。

「悪いけど、君に触ったら何か解けたんだよ。ごめん」

「まだまだバリアの質が低いポロ……。そして、お前は何者ポロ?」

「俺は、谷秀太」

「そうかポロ……。ポロはポポロ。鏡の国から来たポロ」

「ポロポロ言ってて分かりにくいけど、ポポロな。よろしく。何しに来たんだよ?」

「ポロ。実は……」

ポポロはここに来た理由を一つ一つ語り始めた。






その頃、田上は冷風で完全に体が冷えきり、大きなくしゃみをしていたのは余談。

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