Rio の BLOG 『一日のはじめは感謝とともに』 -2ページ目



ここのところ立て続けのお知らせですが、来年のことを…


来年は「リトルプリンス」を様々な形でお届けします。

・本公演では、振付にKAORIaliveさんを迎えての新演出版。ちょうど昨日オンエアされた日本テレビ「THE DANCE DAY」に出演していたK famの振付家としても話題ですが、ここ数年で良い振付だなーと感じる作品は大体KAORIさんのもの。

僕が今最もご一緒したい振付家の1人です。そんな僕的レジェンドをお迎えでき、最高の気持ちです!

ぜひ劇場へ!


・2つめは文化庁の巡回公演版。こちらは小中学校の体育館で上演しているもので、一般の方はご覧いただけませんが…。


・3つめは市民ミュージカル版。愛知県幸田町の皆さんと一緒に幸田オリジナルの「リトルプリンス」をお届けします。音楽座のメンバーは出演しませんが、演出、振付等で全面バックアップし、かつてないクオリティの市民ミュージカルを目指します。


個人的には全てに関わっているので、その前の「ホーム」も含めて超多忙です。嬉しい悲鳴🤣



詳細は後日お知らせします。ぜひ観ていただけますように。





--- 以下、公式HPより---


1993年に初演後、『星の王子さま』の世界で唯一のミュージカル化権を取得して上演を続けてきた音楽座ミュージカル「リトルプリンス」。文化庁芸術祭賞をはじめ数多くの演劇賞を受賞し、2022年東宝株式会社製作でライセンス貸与により上演されるなど、長く皆さまより愛されてきた作品です。
 
大変多くの再演希望をいただいていたことから、原作のフランス語版が出版されてから(1946年とも発表されている)80年目の2025年を音楽座ミュージカル「リトルプリンス」イヤーとして全国各地で劇場での公演、文化庁主催の小中学校での巡回公演、関連イベントなどを開催します。
 
皆さまにご覧いただける劇場での公演は、振付にKAORIaliveさんをお迎えし、相川タロー・ワームホールプロジェクトによる新演出での上演。
 
記念イヤーにお届けする「リトルプリンス」をどうぞお見逃しなく…!
 
・・・・
 
音楽座ミュージカル「リトルプリンス」
原作:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』
脚本・演出:相川タロー・ワームホールプロジェクト
 
▶︎STORY ある霧の深い夜、夜間飛行に飛び立った飛行士は、エンジンの故障で砂漠の真ん中に不時着した。その砂漠で、飛行士は星から来たという不思議な少年(星の王子)と出会う。「羊の絵を描いてほしい」としつこく迫る王子に辟易する飛行士だったが、スケッチブックに描いた「象を呑み込んだウワバミ」の絵を言い当てられたことをきっかけに、次第に心を開いていく。飛行士に、自分が住んでいた小さな星や、そこを飛び出すきっかけになった花のことなどを話す王子。飛行士は王子の体験を自分に重ね、深く受け止めていくのだったー。
 
▶︎受賞歴 平成五年度文化庁芸術祭賞/第三回読売演劇大賞優秀女優賞/第三回読売演劇大賞優秀スタッフ賞/第六回読売演劇大賞優秀スタッフ賞/第26回 平成18年度 日本照明家協会賞 優秀賞/東京芸術劇場 ミュージカル月間優秀賞


2024年秋、音楽座ミュージカル「ホーム」を大改訂して上演します。


昭和という時代を日本人がどう生きてきたかを描いた本作は、ひとつの家族と学生運動に身を投じていた恋人たちを主人公にしたストーリーの身近さも相俟って「日本人の心を動かすミュージカル」「今度は父にも観せてやりたい」などご好評をいただいてきました。

 

その初演から、今年でちょうど30年。

 

この作品がダンスミュージカルとして生まれ変わります。

 

ふたつのストーリーが交錯していく設定はそのままに、ほぼ新作として、よりダイナミックに時代のうねりを描く内容に。メインビジュアルは今回もコラージュアーティスト&グラフィックデザイナーのM!DOR!さんに担当いただきました。

 

新しく生まれ変わる「ホーム」、ぜひ劇場でご覧ください!

 


音楽座ミュージカル「ホーム」

 

【東京公演】 2024年11月29日(金)〜12月8日(日) 草月ホール

料金:SS席 13,200円/S席 12,100円/A席 7,700円/U-25席 2,750円

 

【大阪公演】 2024年11月22日(金) 高槻城公園芸術文化劇場 南館 トリシマホール 

SS席 11,000円/S席 9,900円/A席 6,600円

 

全公演とも、全席指定・税込。開場時間は開演の40分前を予定しています。

※5歳未満のお子様の入場はご遠慮ください。

※車椅子での観劇、介助犬を伴っての観劇など対応しております。

 

【一般発売日】9月14日(土)10:00~ 音楽座メイト先行販売あり

 

▶︎詳細な公演日程や音楽座メイト先行販売の日程につきましては、決定次第発表いたします。

 




今や日本のオリジナルミュージカルってのは珍しくなく、素晴らしい作品は数多くあるけど、ダンスミュージカルとなると、まだまだピンとこないかもしれない。
BWやWEでは大好きな作品が沢山ある。
この挑戦は楽しみでありながら、身震いするほどの責任も感じている。


そしてその前に「SUNDAY」だ…。


Kバレエ「カルミナ・ブラーナ」を観劇。

段違いの素晴らしい舞台だった。

反逆的、挑戦的、かつ官能的。ダンサー、歌手たち誰もが素晴らしく、とりわけ主役の飯島望未さんと熊川哲也さんは圧倒的だった。

哲也さんの踊りを生で観たの25年ぶりぐらいかな。放つオーラがエグい。


賛否あると思うが、感想を残しておきたかったので…


どの時代にも悪魔の所業が存在し、それに巻かれるものや祭り上げるものがいる。当然許されることではない。

悪は悪だ。


一方で、自分は違うと正義然としても、違う場面では見て見ぬふりをしたり黙認してしまうことがあるのもまた事実。


誰の中にも悪魔は存在し、大なり小なりの罪を背負っているはずだ。

そんな自分の中の悪魔が姿を見せぬよう、過去から学び、危うさを自身に刻むより他はない。


前回公演ではアドルフは男性が演じたが、

今回の公演では女性が演じることで、少年であることが際立った。

どんな悪人にも子ども時代があることで人間という生き物の愚かさと悲しみを感じる。


この作品では、アドルフを生み出した悪魔を総監督である熊川氏自身が演じたことに大きな意味があると思う。

自分自身も含めた皆が悪魔になりうる危うさを持っているということを体現してみせたように感じた。


賛否の否は、アドルフのナチ敬礼に対してなんだろうが、決して肯定的に用いているのではないことは明らか。

人間が陥る最悪な例、象徴としておくことで、今という社会に強烈なメッセージをおくっていると思う。

どこかの観光写真で悪ふざけでやるのとはわけが違う。これがダメというなら逆検閲なのでは?と思う。

芸術の意義とは?

とにかく僕は勇気ある表現だと共感した。



人間は誰もが危ういのだ。


プログラムを購入したが、まだ読んでいない。おそらく意図するものとは違う受け取りがあるだろうが、自分が受け取ったものを言語化したうえで後でゆっくり読ませてもらおうと思う。



とにかく、創作者として、表現者として燃えた。