2018年ルヴァン杯プライムステージ 湘南3-0C大阪 未完の大毅 | 湘南ベルマーレとともに駆けぬける歓び

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2006年~2010年は主に1Gで年間15試合位観戦。
2011年からはゴール裏に出没開始。

2018年9月5日(水)はルヴァン杯プライムステージ第1戦はスカパー観戦でした。

【スタメン】
リーグ戦の長崎戦からの変更は4ヶ所。代表で離脱した未月と秋野に代えてボランチは金子、石川。トップは山崎から野田へ、シャドーに小川から松田へそれぞれ変更。



【結果】
松田、梅崎、金子の3得点で完封。3-0で勝利。アウェイゴールも与えず第1戦を最高の形で終えた。

【所感】
試合を見終わった後の感想としては2017年の徳島戦(H)に近い。ポゼッションの徳島に対して激しいプレスを仕掛けて勝利した試合だ。

試合開始早々、C大阪DF山下に対して松田天馬が厳しくチェックしてパスが乱れた所を他の選手がボールを奪うシーンが続く。同様にC大阪のWB片山にも岡本が激しく寄せている。Wボランチのソウザとオズマールにも対処方法が違う。オズマールにはボールを奪うための守備をしているが、ソウザには正面に対峙してパスコースを限定する守備をしている。

どこでボールを奪うか、チームとしての狙いが滲み出ていた。

スタメンが発表されたときに金子と石川のボランチの組み合わせに首をかしげたのは事実だ。

長崎戦で途中出場した金子大毅のビルドアップ面への貢献を思い起こすと石川俊輝とのボランチの組み合わせではゲームメイクが難しく、松田を加えた3ボランチにするとか、シャドーの松田が広範囲にカバーするとか、結果的に松田がかなりのタスクを負うのでは、と、試合前は危惧していた。

完全に杞憂だった。

さすがに秋野のように長短織り混ぜたパスワークでゲームメイクしたり、味方に時間や空間を作り出すような気の利いたプレーをしたり、は、なかったが、受けてほしい時に受け、パスを出して欲しい時にパスを出す、ボランチとしての基本タスクは大きなミスもなく遂行していた。

加えて元々の持ち味であるボールホルダーへの寄せの速さや近さでセレッソのパスワークを寸断。金子のプレスの次でボールを奪うケースも多かった(たぶんこれもチームの狙い)。

さらにボールを受けた際は後方からのプレスをターンでかわしたりとテクニカルなプレーも見せていた。事前に情報のなかった(はずの)セレッソ大阪は少し困惑したのではないか。

今回の勝利は大きい。石原にしろ金子にしろ、若い選手は、高いレベルでプレーをすることで伸びるもの。第2戦も制して、今季の試合数を増やして、彼らの成長の機会を増やしたい。
それがリーグ戦にも繋がるはずだ。