ライザップ傘下に | 湘南ベルマーレとともに駆けぬける歓び

湘南ベルマーレとともに駆けぬける歓び

1999年からベルマーレサポーターの自覚症状をもちました。
2000年~2005年は主に7Gで年間10試合位観戦。
2006年~2010年は主に1Gで年間15試合位観戦。
2011年からはゴール裏に出没開始。

4/3夜に衝撃的なニュースが飛び込んできた。
湘南ベルマーレが「結果にコミット」のCMでお馴染みのライザップグループの傘下に入るとのこと。

詳細は各紙記事参照。

日経新聞

報知新聞
 
日刊スポーツ


賛否両論あるのはよく分かるが、個人的な結論としては、クラブの決断を受け入れていきたい。

否定派の意見はわかる。

継続的に役務を提供する事を生業とする企業の倒産は比較的多く、英会話教室、パソコン教室、スポーツジム運営とする企業の基盤は不安定なケースも多々あるし、M&Aで事業を急拡大しているのも印象が悪いのかもしれない。

一方で経営基盤を安定させたいというクラブ側の意向は痛いほど分かる。

特に日刊スポーツに掲載された眞壁会長のコメントは切実だ。
「選手の年俸を平均に近づけてあげたいのが1つと、一番困っているのが育成組織。ジュニアユース(15歳以下)が拡大し、3チームで100人くらいいる費用がバカにならない。5000~6000万円の赤字になる。強化も育成も両方、やめられないし捨てられない。何らか考えないといけない」(抜粋)

Uー15への投資がここまで負担になっていたとは。藤沢の子供が横浜FMや横浜FCの下部組織を選ぶケースへの対策として必要な投資だったとは思うが、コーチ陣にもそれなりに給料を払わないと引き抜きの憂き目にあう(実際にUー15藤沢のスタッフだった浮気さんと伊藤さんは富山に引き抜かれている)など、費用はそれなりに掛かるということだ。

1とJ2を行き来するエレベータークラブでも良い、ACLには行けなくても良い、今のままでも良い、
そんな気持ちが心の中にすこしあった。

その考え方はすこし変わった。

現状から発展するには予算が必要だが、現状を維持するにも、また、ある程度の大きな予算が必要な状況なのだ、と。

であれば新たな資本投入もやむを得ない、と感じた。

2012年のチョウ監督就任以後、湘南スタイルを確立、魅力的なサッカーを展開し、成績も伴ってきたが、経営基盤に安定をもたらす条件に合う大口スポンサーは現れなかった(アンダーアーマーは可能性が高かったかもしれない)。

長崎のジャパネットたかたのような企業が湘南に存在すれば、という気持ちはあるが、それは夢のまた夢。

年間で数億円も払ってくれるライザップと三栄建築設計には感謝したい。

ライザップにしても三栄建築設計にしても個人や法人といったお客様相手の商売で成長してきた企業。

ベルマーレにとって大事なお客様は誰なのか、ベルマーレがどのように成長してきたのか、きちんと理解してくれているはずだ。