パドレス・松井(AP)

 米誌スポーツイラストレーテッドは10日(日本時間11日)、「パドレスのブルペン陣がメジャーワーストからトップに」のタイトルで特集。7月19日まで8試合のリリーフ防御率8・88はメジャーワーストだったが、それ以降13試合の同2・05はメジャートップだと指摘した。

 

  「最近は(7月末の)トレード期限の前からいる数人のリリーバーが秀逸な働きをしている」と同誌。具体的に松井裕樹(28)、元阪神などでプレーした守護神ロベルト・スアレス、ジェレミア・エストラダとエイドリアン・モレホンの4人の名前を挙げた。 

 

 松井はメジャー挑戦1年目の今季、52試合で3勝2敗9ホールド、防御率3・42。新人で50試合以上に登板しているのは松井も含めて3人しかいないが、その中でも防御率3・42はトップだ。また、直近10試合の防御率1・69は、同期間3・60の守護神スアレスを上回っている。

 

  また、同誌はトレード期限前にタナー・スコット、ブライアン・ホーイングとジェイソン・アダムの救援投手トリオを獲得したことにも言及。「3人ともまだ出番は少ないが、新天地で結果を出している。パドレスはここ数週間でドジャースとの差を縮めた。抜く可能性は低いとはいえ、最近の奮闘とブルペン強化により、ポストシーズン争いで好位置(ワイルドカード首位)につけている」と高評価した。

 

  パドレスは7月1日時点で同じナ西地区の絶対王者、首位ドジャースに7・5ゲーム差をつけられていた。だが、この日のマーリンズ戦も延長10回の末に9―8で制し、今季最長タイの7連勝。直近19戦17勝の快進撃で、ドジャースに2・5差まで詰め寄っている。(写真はAP)