◆米大リーグ ドジャース―パドレス(2日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 

 

  パドレス・松井裕樹投手(30)が2日(日本時間3日)、敵地・ドジャース戦で、6―8で2点ビハインドの5回から3番手で登板したが、先頭から2者連続二塁打を浴びて失点するなど、1回で29球を投げ、2安打2失点で降板した。

 

  投手陣が苦しみ、直近2試合では9、23失点。この試合も4回までに8点を失い、直近20イニングで40失点という中で松井はマウンドに上がった。だが、先頭のラッシング、続くエドマンに連続二塁打を浴びてあっさりと1失点。無死二塁で大谷は三邪飛に打ち取ったが、三盗を許して1死三塁となると、暴投でさらに1点を失った。

 

  松井は今季21試合目の登板。キャンプ中の2月には左内転筋を痛めてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場を辞退し、開幕にも間に合わなかったが、試合前の時点で防御率1・53と安定した成績をマークしていたが、防御率は2・08となった。 

 

 6月29~7月1日(同6月30~7月2日)の敵地・カブス3連戦は登板がなかったため、6月28日(同29日)の本拠地・ドジャース戦以来、中3日での登板。3登板連続でドジャース戦のマウンドとなった。前回登板では大谷翔平投手(31)から空振り三振を奪うなど、1回3分の2を投げて1安打無失点に抑えた。同26日(同27日)のドジャース戦では3分の2を無失点に抑えて今季初ホールドをマークした。この日の試合前には大谷と談笑していた。

 

  この試合で先発したドジャース・佐々木朗希投手(24)は、2回までに3本塁打を浴びるなど、3回7安打6失点で降板し、4勝目を逃した。

<パドレス2-4ドジャース>◇28日(日本時間29日)◇ペトコパーク

試合を中継したNHKで解説を務めた田口壮氏(56)が1打点をあげた大谷翔平投手(31)らをたたえた。

大谷はこの日、5打席に立ち、1安打1打点1四球で勝利に貢献。4戦連続安打で、3戦ぶりの打点もマークした。田口氏は「状態はいいと思います。打席ごとのプランも見えてきてそれをしっかり実行していますね」と話した。

 

試合では大谷がパドレス松井裕樹との日本人対決が実現する場面もあった。松井が空振り三振に抑え、田口氏は「しっかり自分の球を投げきっていた」と目を細めた。ピンチで登板して無失点で切り抜ける投球術に「1点もとられちゃいけないところでしっかり抑えましたしね。(パドレスは)ブルペン陣が本当によくて、他のチームにいくと勝ちゲームの7回、8回でいくような投手ですよね」とチーム内でのさらなる信頼向上を願っていた。

 

試合はドジャースが接戦を制してこのカード2連勝で勝ち越しを決めた。貯金は今季最多の24となり、同地区の2位パドレスとのゲーム差は10に広がった。

パドレス-ドジャース>◇28日(日本時間29日)◇ペトコパーク 

 

 試合を中継するNHKで解説を務めた田口壮氏(56)が日本人対決でドジャース大谷翔平投手(31)を抑えたパドレス松井裕樹投手(30)を「完璧な投球でした」と絶賛した。 

 

  松井は5回から2番手として登板。6回に2死二塁の場面で打順が回った大谷と対戦した。スライダーにスイーパーと外へ逃げる球を続けて1ボール2ストライクとし、4球目に内角低めの83マイル(約133キロ)のスプリットを松井が投じると、振りにいった大谷のバットは当たらず三振に。ピンチを切り抜けた松井はすぐさま走ってベンチへと向かった。

 

  田口氏は「素晴らしい投球でしたね。(最後の球は)体の近くなので速く感じるでしょうし、(大谷も)早く反応してしまっているので」と話した。 

 

 また、田口氏は勝ち越しを許した直後の5回1死一、三塁のピンチでマウンドに上がって無失点に切り抜け、回またぎ登板も果たした松井について「なかなかできないですよ。タフですね。もうちょっと評価してあげてほしい」とねぎらっていた。