サンディエゴ・パドレスは現地5月17日(日本時間18日)、シアトル・マリナーズと対戦し、8-3で勝利した。 

 

 この一戦にリリーフで登板した松井裕樹は、7-0の6回途中から満塁のシチュエーションで先発のルーカス・ジオーリトに代わってマウンドに立つ。押し出しの四球と2本の犠牲フライで3点を与えたものの、後続を空振り三振に切って取り、粘りを見せる。 

 

   続く7回も登板した松井は、先頭打者に四球を与えたが、後続の3名をしっかりと抑えて無失点で仕事を終える。2イニングを投げて8打者と対戦した松井は、2奪三振2四球の内容で、失点0となった。

 

  安定した投球を披露した日本人右腕には、米メディア『THE SPORTS LEADER』が「松井と(8、9回を投げた)ブラッドリー・ロドリゲスはリリーフ登板でともに2イニングを無安打に抑えるなど仕事を果たした」と称賛した。

 

  さらにここまで3試合に登板して無失点を続ける松井には、現地のファンもSNS上で「クローザーらしい好投だった」「ストレスフリーな投球」「完全に復活だ」「鬼のような活躍を見せてる」など絶賛の声を上げている。 

 

 春季キャンプ中の2月に左足の内転筋を負傷した松井は、侍ジャパンとして出場予定だったWBCを辞退。負傷者リスト入りした中で開幕を迎えていた。リハビリを続けながら今月上旬に復帰し、現地8日のセントルイス・カージナルス戦で今季初登板を果たした。

 ◇インターリーグ パドレス8―3マリナーズ(2026年5月17日 シアトル)  2番手で登板したパドレス・松井裕樹投手(30)は、2つ与えた四球を「本当にもったいない」と反省した。 

 

 7―0の6回無死満塁でマウンドへ。4番ネーラーに押し出し四球を与え、2つの犠飛で得点を許した。

 

  回をまたいだ7回にも先頭打者に四球。自身走者は生還させずに2回を無安打2奪三振2四球で無失点だったが、表情は渋かった。

 

  左内転筋の故障から復帰して4度目の登板。いずれも2イニング以上を任されており、今後も中盤で回またぎの起用が増えそうだ。 

 

 チームは3連勝で、地区首位のドジャースを0・5ゲーム差で追う。18日からはそのライバルと今季初の直接対決。松井は「チームの雰囲気は良い。その日、その日でいい試合をして勝つ。その積み重ね」と冷静に話した。

◆米大リーグ マリナーズ3―8パドレス(17日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク) 

 

  パドレスの松井裕樹投手(30)が17日(日本時間18日)、敵地のマリナーズ戦に7―0の6回無死満塁から2番手で登板。今季4登板でいずれも2イニング以上を投げ、無失点を継続した。

 

  5回まで1安打投球だった先発ジオリトが6回に3連続四球で降板。無死満塁から松井が登板した。最初の打者のネーラーに押し出し四球。アロザレーナとレフスナイダーに連続犠飛を打たれ、ジオリトに3失点がついた。松井は「あのケースで3点っていうのは、悔しい結果になりました」と語った。

 

  「最後の配球の部分で違ったボールを選択できれば良かったなとか、そういうボールを途中で使っておけばよかったな、というのがある。そこがもったいなかった。(犠牲)フライとアウトを交換したんですけど、点数を入れられたのはやっぱり悔しいですね」と自身の失点とはならなかったが、悔しさをにじませた。2回無安打2四球2奪三振で、防御率0・00。33球を投げてストライクが19球だった。

 

  松井は2月のキャンプ中に実戦形式の打撃練習で左内転筋を負傷。予定されていた3月のWBC出場を辞退し、開幕も負傷者リスト(IL)入りして迎えた。リハビリを終えて今月5日(同6日)にメジャー復帰。14日の前回登板まで3試合でいずれも2イニング以上を投げ無失点だった。

 

  メジャーでは4度目のマウンドだったが、久しぶりという感覚は「それはもう、まったくない。マイナーでも11試合投げてるんで久しぶり感はないですし、毎回複数イニング投げているんで、投げられる球数が増えてきているのは自分の中でも感じてますし、今日も2イニング目もしっかりかかったボールを投げられていた。あとはまた配球だったり、投げる場所だったりをしっかり見直して、次はまたゼロで抑えられるようにしたいと思います」 

 

 18日からは0・5差で地区首位を争うドジャースと本拠で今季初対戦。3連勝の勢いにのり、奪首を狙う。

◇MLB パドレス8-3マリナーズ(日本時間18日、T-モバイル・パーク) パドレスがマリナーズの3連戦で3連勝。松井裕樹投手は2番手で2回無失点でした。 

 

 パドレス初回にガビン・シーツ選手のソロホームランで先制。さらに2点リードの6回にもシーツ選手の2ランなど、打線がつながり一挙5得点で突き放しました。

 

 先発のルーカス・ジオリト投手は5回まで1安打無失点投球。しかし6回に3者連続四球を与え、松井裕樹投手に交代します。 7点リードの場面で上がった左腕は、最初の打者に押し出し四球で失点。

 

さらに2つの犠牲フライで計3点を奪われましたが、2アウト3塁からはコール・ヤング選手を三振に打ち取ります。 続く7回もマウンドに上がり、先頭打者に四球を与えましたが、後続3人をしっかり抑えました。その後、チームは8-3で逃げ切っています。 松井投手には自責点がつかず。

 

4試合連続で複数イニングを投球し、今季は8回と2/3を投げて防御率0.00を継続しています。 またチームは3連勝で首位ドジャースとのゲーム差は0.5のまま。両者は翌19日からパドレスの本拠地で今季初の直接対決です。

現地時間14日に行われたサンディエゴ・パドレス対ミルウォーキー・ブリュワーズの一戦は、ブリュワーズが7-1で勝利した。

 

 しかしその中でも、パドレスのリリーバー松井裕樹は存在感を放った。 

 

松井は5回裏から登板し、2イニングを3奪三振無失点。鋭い変化球で相手打線を翻弄し、復帰後の好調ぶりを再び印象づけた。 

 

今季は怪我から復帰後3試合に登板し、計6.2イニングで防御率0.00、8奪三振を記録。状態の良さをしっかりアピールしている。 

 

また、今季の松井はここまで全登板で2イニング以上を任されており、昨年までとは少し異なる役割を与えられている印象だ。 MLB3年目となる松井は、昨年までの2年間で計125試合に登板し、防御率3.86、9イニング平均奪三振率9.3を記録。一定以上の結果を残してきた。 

 

もちろん、東北楽天ゴールデンイーグルス時代の圧倒的な実績を知る日本ファンからすれば、やや物足りなさを感じる声があるのも事実だろう。 

 

それでも、MLB屈指とも言われるパドレスの強力ブルペン陣の一角として投げ続けていること自体、高く評価されるべきポイントだ。 さらに、5年2800万ドルという大型契約で加入したことからも、球団フロント陣の期待値は依然として高い。 

 

スタットキャスト系の指標を見ても、スライダーとスプリットの球質は年々向上。今季はまだサンプル数こそ少ないものの、ここから一気に支配的なリリーバーへ進化しても不思議ではない数字が並んでいる。 特に今季は4シームにも注目が集まる。IVB(Induced Vertical Break)が20を超える場面が目立っており、ボールの「伸び」が大きく改善されている。

 

 一般的にIVB18以上で「伸びのある4シーム」と評価される中、20超えはまさにエリート級。最速92〜93マイル前後でも、松井が空振りを取れるのはこの数値が高いことが要因だろう。

 

 同地区のロサンゼルス・ドジャースを追いかけるパドレスにとって、松井の存在は今後さらに重要になっていくだろう。 復帰後の躍動を続ける左腕に、これからも注目したい。