今季8度目の連投で2ランを被弾したパドレス・松井裕樹

 ◇ナ・リーグ パドレス7-6パイレーツ(2024年8月8日 ピッツバーグ)

 

  パドレスの松井裕樹投手(28)が8日(日本時間9日)、敵地でのパイレーツ戦に3番手で登板。1回1/3を投げ、1本塁打を含む2安打2失点、2三振という内容だった。

 

  松井は6回、4―3と1点差に迫られなおも2死満塁の大ピンチで3番手として登板。対峙した1番・カイナーファレファをカウント0―1から88・1マイル(約1418キロ)のスライダーで三ゴロに打ち取り、ピンチを脱出。気迫十分の投球に、ベンチではチームメートからハイタッチで出迎えられた。

 

  そのまま7回も続投。だが、1死から3番・クルーズに右前打され、続く4番・バートにはカウント3―2から92・5マイル(約148・8キロ)の速球を左中間スタンドに逆転2ランされた。その後、2人の打者をきっちり打ち取ったが、これで連続無失点登板は9試合でストップ。松井が本塁打されるのは7月9日のマリナーズ戦以来、今季3本目となった。

 

  9回に味方打線が3得点して逆転勝利し、松井の黒星は消えた。ただ、この日で登板はチーム最多の52試合目と疲労の蓄積は気にかかる。前日に続く2試合連投は今季8度目だった。これで防御率は3・42となった。