【パドレス7ー0ガーディアンズ】@プログレッシブ・フィールド

試合を締めくくったパドレス・松井裕樹(MLB Advanced Media)

 日本時間7月21日、パドレスは先発のディラン・シースの7回無失点の快投に助けられ、後半戦初勝利を手にした。シースは1安打1四球しか許さず、10三振を奪う完璧な内容で9勝目(8敗)。打線もガーディアンズ先発のギャビン・ウィリアムズを3.2回4失点でKOするなど、シースを援護した。ウィリアムズは今季2敗目を喫している。パドレスの松井裕樹は7点リードの9回に登場し、1回無失点と連日の好リリーフを見せた。 

 

  昨日の3連戦の第1戦は7対0でガーディアンズが完勝したが、今日はパドレスがやり返した。4回に9番ルイス・カンプサーノのタイムリーと2つの押し出し四死球でパドレスは3点を先制。先発のシースは3回に三塁打を浴びた以外、6イニングを三者凡退で抑える完璧な投球を披露した。打線は8回にも、デビッド・ペラルタとジェイク・クロネンワースの本塁打などで4点を追加してダメ押し。パドレス打線は計11安打を浴びせたのに対し、ガーディアンズ打線には1安打しか許さない完勝だった。

 

  パドレスは51勝50敗と、これで再び貯金生活に。試合終了時点ではプレーオフ圏内まで1ゲーム差としている。ナ・リーグは、ワイルドカード2位から1.5ゲーム差に5球団(カージナルス、メッツ、ダイヤモンドバックス、パイレーツ、パドレス)が詰まる大混戦。さらに4ゲーム差で追うワイルドカード7位のレッズとジャイアンツもまだシーズンを諦めておらず、トレードデッドラインは混迷を極めそうだ。

 

  パドレスの松井裕樹は7点リードの9回に登板。8番タイラー・フリーマンをサードゴロ、9番ボー・ネイラーをレフトフライ、1番ウィル・ブレナンをライトフライに抑え、危なげなく試合を締めくくった。松井の防御率は3.61まで改善。直近の10登板では16三振に対してわずか1四球と、その投球は進化を見せている。