【パドレス11-8ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

8回表に一挙9得点を挙げるパドレス(MLB Advanced Media)

 日本時間6月1日、パドレスは敵地カウフマン・スタジアムでのロイヤルズ3連戦の初戦を迎え、11対8で勝利を収めた。序盤は両先発の好投で投手戦の展開も、6回以降は乱打戦となった。7回裏に3番手として登板し三者凡退に抑えた松井裕樹が3勝目(0敗)を挙げ、ロベルト・スアレスが17セーブ目をマーク。8回表に3番手として登板したジョン・シュライバーが1敗目(3勝)を喫した。 

 

  パドレス先発はディラン・シース、対するロイヤルズ先発マイケル・ワカの両先発は5回までともに無失点に抑え、投手戦の展開に。6回表、金河成(キム・ハソン)が四球で出塁すると3本のヒットでパドレスが2点を先制し、先発ワカを降板させる。しかしその裏、ロイヤルズも同じく四球から3本のヒットで同点に追いつき、先発シースを降板させると、ネルソン・ベラスケスの犠牲フライで勝ち越しに成功する。5回までの投手戦は6回に突如崩れ、両先発6回を投げ切れず降板となってしまった。

 

  7回裏に3番手として松井が登板。2アウト後、3人目のカイル・イズベルに9球粘られるも10球目でセンターフライに打ち取り三者凡退で抑えた。すると直後の8回表、先頭ルイス・アライズのヒットを皮切りに6連打で5得点を挙げると、打順は再びアライズに戻りセンターへのタイムリー、その後ジュリクソン・プロファー、ジェイク・クロネンワースにもこの回2本目となるヒットでロイヤルズを突き放した。結局8回表は、打者一巡14人の猛攻で9得点を挙げ、松井の好投がパドレスに流れを引き寄せ試合を決定づけた。9回にスティーブン・コレックが5点を失う乱調も最後は守護神スアレスが登場し試合を締め、11対8でパドレスの勝利となった。

 

  松井は7試合連続無失点となり防御率は2.88と2点台に。また、パドレス2番手で登板したジェレマイア・エストラーダは救援投手として新記録の13者連続奪三振の記録継続中であったが先頭打者が申告敬遠となったため、途切れてしまった。