松井裕樹が6試合連続無失点と好投(C)Getty Images

 パドレス松井裕樹が現地時間5月27日(日本時間28日)、本拠地ペトコ・パークでのマーリンズ戦の8回にリリーフ登板し、6ホールド目がついた。9回はロベルト・スアレスが三者凡退で締めてチームは2連勝を飾っている。

 

  2-1とリードして迎えた8回の頭からマウンドに上がった松井。先頭のクリスティアン・ベタンコートには3球すべてスライダーを連投し、最後は136キロで3球三振。ジャズ・チザムには二塁打を浴びてしまうが、続くブライアン・デラクルーズを右直に打ち取って2アウトとした。

 

  3番のジョシュ・ベルの打席で三盗を許して二死三塁とされたが、ベルをフルカウントから151キロの直球で見逃し三振に切って取り、ピンチを切り抜けた。 

 

 投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のXで、松井が2奪三振したシーンの映像を添えて投稿している。

 

  パドレスは2回にドノバン・ソラノの1号ソロで先制したが、直後にチザムに8号ソロを打たれて追いつかれると、1対1の同点で終盤を迎えた。7回は二死満塁のチャンスでジェイク・クロネンワースは押し出し四球を選んで2-1と勝ち越しに成功し、9回はスアレスが締めて逃げ切った。

 

  松井は前回登板の25日のヤンキース戦で7回二死一・三塁の場面で登板してフアン・ソトを二ゴロに抑えてピンチを脱した。さらに8回も続投し、アーロン・ジャッジを見逃し三振、アレックス・バードゥーゴを投ゴロ、ジアンカルロ・スタントンは空振り三振に仕留めて、1回1/3を完璧に抑えてマウンドを降りた。

 

  松井は3試合連続失点で防御率が一時4点台となっていたが、現在は6試合連続無失点をマーク。ピンチの場面でも揺るがずに防御率も3.00となり、今後の投球からも目が離せない。