松井裕樹(28)は28日(日本時間29日)2-2の7回1死一三塁から4人目として登板し、1回2/3回を無安打、無失点。開幕からの連続試合無失点を3に伸ばし、味方が逆転に成功したため嬉しいメジャー初勝利となった。
成績は1勝0敗、防御率0.00。試合はパドレスが6-4で勝利し、元阪神のスアレスに2セーブ目がついた。 松井は登板3試合目、本拠地開幕戦でのメジャー初勝利にも「前のランナーを返す結果になったんでちょっと申し訳ないですね」とちょっぴり浮かない顔を見せた。 同点の7回1死一三塁。李を簡単に2ストライクと追い込んだが3球目がワイルドピッチ。 走者は二三塁となった。2-2から92マイル(約148キロ)の高めの直球で挑んだが、打球は中堅定位置よりやや浅い飛球。犠飛となり2-3と勝ち越しを許した。 しかし、その裏、味方打線が4点を奪い6-3と逆転。難しい回またぎの投球も2番からの中軸を三ゴロ、遊ゴロ、三邪飛と3人で抑え3戦連続無失点救援。 登板3試合目、本拠地デビュー戦でメジャー初勝利を飾った。 初勝利のお祝いではナインからケチャップをかけられたようで「(耳触って)ケチャップ残ってるわ、まだ」と苦笑するばかりだった。
■松井裕樹 インタビュー
Q. 最高の本拠地デビュー
僕はなんもしてないけど、前のランナーを返す結果になったんでちょっと申し訳ないですね。チームが勝てたことで嬉しいです。
Q. 7回は2ストライクの後に決めたかったか
そうですね。彼はミート力のあるバッターなのでなんとかなんとか内野フライか浅い外野フライでタッチアップを許したくなかったんで、ちょっと悔しい結果になりましたけど、同地区なので何回も対戦あると思うんで、同じような場面で今度はタッチアップの打球を打たれないようにしたい。
Q. 回またぎ、間があった中で8回を抑えたが
長かったんでちょっと行ったり来たりして、何していいかわからなかったんですけど、味方が逆転してくれたんでちょっとアドレナリンというかエナジーが自分の中ですごく湧いてきたので、最後は球数かかりましたけど3人で終われて良かったです。
Q. メジャー初勝利ですが
ありがとうございます。
Q. 3試合目で初勝利
中継ぎなんであんまりないですけど、先発ピッチャーに勝ちがつくというのがリリーフにとって一番嬉しいことなんで、頂き物というか、そういう感じです。
Q. 全試合に登板し全試合無失点だが
前のランナーを返しているんで、そこはちょっと有走時の時にしっかりコントロールできるように準備していきたいです。
Q. 納得できない部分もあるが初勝利を記録
頂きものなんでリリーフの勝利は。その信頼を積み重ねていっていいところで使ってもらえるように日々頑張っていきたいです。
Q. 大変な場面で使われているが
中継ぎにとっては名前を呼ばれることが一番嬉しいことなんで、タフな場面ではありましたけど、結果的にチームが勝ってそれが一番です。
Q. セレブレーションでケチャップをかけられたのか
いろいろすごいことになりました。目をあけてられなかったです。(ボールは)もらいました。