囲み取材に笑顔で対応する松井(撮影・笹田幸嗣通信員)

 

 パドレス松井裕樹投手(28)が22日(日本時間23日)、ドジャースとのオープン戦に登板。移籍後初の対外試合でのマウンドで、3回に5番手で登板し、3者連続三振の圧巻投球を披露した。登板後の主な一問一答は以下の通り。

 

  ――最高のデビューになった。 

 

 「緊張しました」

 

  ――3者三振。 

 

 「結果はちょっとできすぎたかなと思いますけど、スプリットのところ、もうちょっとですかね」

 

  ――このようはデビューを想像していたか。

 

  「(笑)してなかったです」

 

  ――今後に向けて今考えていることは 

 

 「やっぱりスプリット、そこに尽きますかね」

 

  ――その理由は。 

 

 「今日はスライダーの方で空振りを取れたので、フィニッシュボールとしてうまく使えるボールを2つ、真っすぐを含めてなるべく自分の中で軸となるボールを3つ作りたいので。スプリットが完全に自分の思った通りに操れれば、自分の手札が広がるのでそこに注力しながら過ごしたいです」 

 

   ――登板前の表情は硬かった。ウオーミングアップも早かった。 

 

 「ほんとに行くか分からなかったというか、まあ落ち着けみたいな。緊張してて、手のチェックがあるのかなと思ったりとか、いろいろどうやって、球数とかも分からなかったので、投げながらラストと言われるまでとりあえず投げようかなと」 

 

 ――キム・ハソンからボールをもらった。 

 

 「頑張ってって言ってくれました」 

 

 ―― どんな日になったか。 

 

 「今日の結果だけ見たらすごいいい日になりましたけど、また登板があるので、そこに向かってスプリットのところをしっかりやりたいです」 

 

 ――ピッチコムとピッチクロックは。テンポよく見えた。

 

  「ありがとうございます。意外と大丈夫でした。ランナーが出たところで長くなってしまうので、ランナーが出てからがまだ分からなかったので。今日のランナーなしのところでは意外とクリアできました」

 

  ――自信になった。

 

  「すごい不安があった中ですけど、いいスタートが切れたかなと思うので。まだまだ1試合ただ投げただけなので、長いシーズンを見据えてしっかりいい準備をして、次に向かいたいです」 

 

 ――3つの三振のうちで一番理想的だったのは。

 

 「一番最初じゃないですか。その後、すごいホッとしましたし。それが自分の形として出せたので。真っすぐで行って最後、変化球でと、よかったです」 

 

 ――球場の雰囲気は。

 

  「野球熱をすごく、ファンの方たちの声援というのはすごい力になりましたし、チームメートも迎えてくれたのでいいスタートになりました」

 

  ――93マイル(約150キロ)のスピードについては。

 

  「意外と出てたっすね。ライブBPよりは出てました」

 

  ――ストライク先行は狙い通りか。

 

  「みなさんによく言われてますし、試合前にもストライクを投げろと言われていたので」

 

  ――真っすぐに対して相手が打ちづらそうだった。まだ球速は上がりそうか。 

 

 「どうなんすかね。僕、速くないんでボール。しっかりトレーニングをしてスピードを上げていきたいので。もうちょっと出したいです。頑張ります」

 

  ――名前がコールされた時の気持ちは。

 

  「今日は余裕なかったです」

 

  ――登板予定は試合展開を見てだったのか。

 

  「いや、3回からです」 

 

 ――今後の予定は。

 

 「ボスに聞いてください」