パドレスの松井裕樹投手

 

 パドレス松井裕樹投手が11日、アリゾナ州ピオリアでキャンプ初日に会見を開き、冒頭に英語とスペイン語も交え、カンペなしで約2分のロングスピーチを行った。「マイ・ネーム・イズ、ユウキ・マツイ」と言った後、スペイン語でも自己紹介。その後は、英語で「みんな僕のことをマツ、ユウキ、マチャとかそういった名前で呼んでください」。そして、代理人や家族、パドレスファンの感謝などを流暢な英語で続けた。

 

  圧倒的なスピーチの後は現場記者から感嘆の言葉が漏れるほど。パドレスのあるサンディエゴはメキシコ国境に近く、ラテン系のファンも多いことから、スピーチでスペイン語も混ぜた。韓国記者の質問には、少しだけ韓国語も交えた。 

 

 松井は今回のスピーチについてかなり練習を積んだことを明かし、「サンディエゴというところでメキシコも近いのでスパニッシュも入れて。英語の先生と一緒につくった。緊張しました」。数年前からメジャー挑戦を見据えて英語を勉強し、家庭教師もつけているという。「たくさん聞いて勉強したい」と意欲的だ。