<WBC:日本13-4韓国>◇1次ラウンドB組◇10日◇東京ドーム
11年半ぶりの日本凱旋(がいせん)登板となった侍ジャパン・ダルビッシュ有投手(36=パドレス)は、WBCでは優勝投手となった09年WBC以来の日韓戦に先発し、48球を投げて3回3安打3失点(自責2)だった。
以下、試合後会見での一問一答
-09年優勝以来のWBCマウンドとなった
「WBCのマウンドというか、日本で投げることが十何年ぶりなのでそこを特別に感じて投げました」
-特別というのは
「生まれ育った場所ですので、こういう機会はもうないのかもしれないので、最後かも知れないのでということで」
-ピッチングを振り返って
「今年初めての試合でしたが、球速もすごく出てましたし、細かいコントロールはまだですけど最初の試合にしては良かったかと」
-全体としての手応えは。3回に3点取られた場面は何か変化があったのか
「球速以外ではスライダーの曲がりとか、ストライクも取れましたし、そういうところでは良かったですね。3回取られたところはスライダーを打たれたので、そこに関しては良くなかった」
-2連勝。チームの状態は
「特に14点取ったのでチームも盛り上がってますし、どんどん点取れるという雰囲気になっていた」
-3失点した後、すぐ取り返してくれた打線への思い
「自分としては3点まとめて取られたので嫌な雰囲気だったと思いますけど、とにかく1点は取って欲しいなと思っていたら、一気に4点取ってくれた」
-宮崎合宿から苦しんでいた松井の投球をダルビッシュはどう見ていた?
「苦しんでいるって言っても宮崎の頃なので、あれから2週間ぐらいはたってますから。そこはしっかりアジャストしているなと。本当にプロフェッショナルだなと思いました」
-ヌートバーのチームを盛り上げている姿や人柄について、どう感じているか
「やっぱり異国の地でやるってすごく難しいことなんですけれども、そういうのを全く感じさせず、自分から国とか、このチームに対して飛び込むんだという気持ちがすごく見えますし、それを感じるので。勇気やパワーをしっかりもらっているなと思います」
-最後になるかもしれないという日本で投げられたことについて
「やっぱり自分が生まれ育った国で、やっぱり日本人の方がこうやって自分たちのプレーを見てくださっていることが、アメリカでずっとプレーしているとなかなかないので。すごく本当にありがたかったですし。本当に今まで野球やってきて、日本という国がないと本当に出られなかったので、そういう感謝も込めて投げられたので。本当に来て良かったと思います」
-実戦登板がなくぶっつけ本番
「調整の難しさというか、実戦の最初の試合という位置づけで調整していたので。それを最初の試合で95マイルや96マイルが出ていたので。自分としても、今年もいけるんじゃないかって思いましたし、試合後にパドレスの方に連絡して、すごく喜んでくれていたので、良かったです」