ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンをコンディション不良の影響で辞退した米大リーグ、パドレスの松井裕樹投手(30)が26日(日本時間27日)、アリゾナ州ピオリアの球団キャンプ施設で取材対応した。主な一問一答は以下の通り。

 

 ――辞退に至るまでの葛藤 

 

「葛藤で言うとすごくあったんですけど、状態でみたら、即断というか即決というか…。次にいく選手のためにも早く決断した方がいいなと思いましたし、僕もこのままの合流することが日本代表のプラスになるとは思わなかった。葛藤の部分はあったんですけど状態を考えてということです」

 

 ――球団や侍ジャパンと協議したか 

 

「一応(パドレスの)GM、監督、コーチとどうするんだという感じで、最終的に僕が決めました」 ――日本代表の戦い 「もちろんチームの1人だと思っていますし、心の底から優勝してほしいという気持ちで、大会になったら応援しようと思っています」

 

 ――決断の時期は 

 

「(ライブBP登板の)翌日です」

 

 ――患部の状態 

 

「左の内転筋を少し痛めているという状態です」

 

 ――ブルペン再開は

 

 「傾斜に入る目途はまだ立っていない。そこにどれだけ近づけるかで、そのタイミングぐらいで目途が立つんじゃないかなと思っています」

 

 ――最後の1球で痛めたか

 

 「3人目の時にちょっとあれっとなって、最初は状態が分からないというか、つったのか伸びたのかという状態で何球か投げて駄目だったんでやめたという感じです」

 

 ――故障ないようにケアもしてきた 

 

「トレーニング、エクササイズをもう1回見直している状況。いくつか思い当たるところがあった。それが起きてしまったのは本当に悔しいことですけど、また同じことをしないように、しっかりシーズンに準備していきたいです」 

 

――今オフの取り組み 

 

「この2年のスペックでは勝負にならないというのは分かっていた。球速も含めてですけどある程度ベースをしっかり上げるということにそこに取り組んでいて、1回目のシート打撃にしっかりとした成果として出せたというのはすごいプラスなことではあった。その中でアクシデントが起きてしまった」

 

 ――大谷ら代表メンバーに連絡をした

 

連絡先を知っている先輩方には全て連絡させていただいて、あと金丸選手に連絡を入れさせてもらいました」

 

――ダルビッシュからは

 

「ライブで降板したというのが分かった段階ですぐ『どう?』と聞いてくれて、僕の所感というか見立てを正直に話した中で、多分(WBCは辞退して)シーズンに向かうことになると思うというのは話しました。『WBCのためだけにやってきたわけじゃないと思うからしっかりシーズンに向かって』というのは話していただきました」

 

パドレスの松井裕樹投手が日本時間27日、WBC辞退した経緯や心境を明かしました。 今キャンプ中に左内転筋を痛めた松井投手。26日にはWBC出場辞退が正式に発表され、侍ジャパンは追加で中日の金丸夢斗投手を招集しました。そして発表から翌日、チームの練習前に、松井投手が取材に応じ、辞退を決断した現在の心境について明かしました。

 

 松井投手はまず「葛藤はすごくあったんですけど、状態でみたら、まあ即断というか、即決というか、次に行く選手の為にも、早く決断した方が良いと思いましたし、僕もこのまま合流する事が日本代表にプラスになるとは思えなかったので、その部分は、葛藤の部分はあったんですけど、状態を考えてという事です」と語ります。左内転筋を痛めた瞬間については「最初は状態がわからないというか、つったのか、伸びたのか分からない状態で、何球か投げて、ダメだったのでやめました」と明かし、辞退を決断したのはその翌日で、GMや監督、ピッチングコーチがいるなかで自ら決断したことも打ち明けました。

 

 ケガの原因についてはトレーニングやエクササイズで思い当たる節があるといい、「この2年のスペックでは勝負にならないと分かっていたので、ある程度ベースをしっかり上げていくというところを、球速を含めてですけど、そこに取り組んでいて、その中でアクシデントが起きてしまった」と語りました。

 

 さらに松井投手は、井端弘和監督からは「そこはまずしっかり治して、シーズンに戻る事を考えて欲しい」との言葉をもらい、パドレスのチームメートでもあるダルビッシュ有投手大谷翔平選手らともやり取りをしたことを明かしましたが、まだ心の整理はついていないとも語り、「気持ちのところは正直ついていない部分はあるが、体を考えたら無理なものは無理なので、それを徐々に受け入れている。(辞退しても)チームの一員だと思っていますし、心の底から優勝して欲しいという気持ちで、大会になったら、応援しようと思います」と無念に沈む心の内を吐露しました。 

 

すでにリハビリを開始している松井投手。最後に今後にむけて「キャッチボールの中で強度を上げていきながら、それがある程度上がったら、傾斜だと思うので、現状、キャッチボールの距離と強度を伸ばしているという状態です」とリハビリの計画を明かしました。

■MLB パドレスキャンプ(日本時間27日、米アリゾナ州ピオリア)

コンディション不良により侍ジャパンを辞退したパドレス・松井裕樹(30)が日本時間27日、練習前に取材に応じ、怪我の状況を明かした。

同20日の実戦形式で左脚に異常を訴えていた松井。「左の内転筋のところを少し痛めている状態」だといい、「次に行く選手の為にも、早く決断した方が良いと思いましたし、このままの中で、合流する事が日本代表にプラスになるとは思わなかった。葛藤の部分はあったんですけど、状態を考えて」と痛めた翌日には辞退することを決断した。

侍ジャパンの井端弘和監督からは「まずしっかり治して、シーズンに戻る事を考えて欲しい」と言葉をかけられたといい、大谷翔平(31、ドジャース)ら「連絡先を知っている先輩」や、代わりに招集された金丸夢斗(23、中日)にも連絡を入れたという。

チームメイトで、侍ジャパンのアドバイザーとして宮崎で行われたキャンプに参加していたダルビッシュ有(39、パドレス)とのやりとりについても明かし、「わかった段階ですぐに『どう?』と聞いてくれた。僕の所感というか、見立てというか、正直に話した中で、多分シーズンに向かう事になると思うという事は言わせてもらった。WBCの為だけにやって来たわけではないので、しっかりシーズンに向かってというお話はいただきました」。

共に戦うことはできなくなったが「チームの一員だと思ってますし、心の底から優勝して欲しいという気持ちで、大会になったら、応援しようと思います」と松井。「まずはしっかり治すという事と、ベースが上がった状態でもマウンドからバッターに投げた時に、しっかりヘルシーに1年間戦えるかをもう一度確認しながら、リハビリして行きたい」と語った。

日経平均株価は週次反落。イラン情勢悪化への不安が投資家心理を冷やした。一方、26日朝のエヌビディアの決算発表が上昇を再燃させる可能性もある。

 

Written by

小雲 規生

小雲 規生

シニアファイナンシャルライター/Senior Financial Writer

作成日 

日経平均株価の上昇にブレーキがかかった。日経平均の20日の終値は1週間前比で116.27円安で、視野に入っていた1週間半ぶりの最高値更新には至らず。アメリカがイランへの軍事攻撃を決断するとの見方が投資家心理を冷やした。同時に日経平均には割高感も強まっており、今後、イラン情勢の進展次第で下落圧力が強まる可能性がある。また、半導体株の値動きには息切れも感じられ、日経平均の上昇を足を引っ張った。一方、半導体以外の個別株では高市早苗政権下で防衛力強化が進むとの思惑から防衛関連株が上昇。ドル円相場では円安傾向も出ており、日経平均にとっての安心材料となっている。こうした中、3連休明け24日以降の株式市場では、26日朝に行われる半導体大手NVIDIA(エヌビディア)の四半期決算発表に関心が向かいそうだ。エヌビディアが強気な業績見通しを示せば、半導体検査装置のアドバンテストをはじめとする日本の半導体株の上昇が日経平均を押し上げる筋書きも考えられる。

日経平均株価は週次116円安 3週ぶり反落で最高値に届かず

日経平均株価(N225)の20日の終値は前日比では642.13円安の5万6825.70円。前日につけた5万7467円は、10日の最高値から182.71円安に迫っていたが、急失速した形だ。週次での下落(116.27円安)は、米当局によるレートチェック報道で1ドル=152円台まで円高が進んだことが逆風となった1月26-30日週(524.02円安)以来、3週ぶりだ。

日経平均株価と週次の騰落額の推移のグラフ

イラン情勢緊迫で失速 トランプ氏「不幸な結果」の可能性に言及

日経平均の上昇の勢いはイラン情勢の緊迫で削がれた。アメリカのドナルド・トランプ大統領は19日、イランの核開発放棄をめぐる協議が「イランにとって不幸な結果」に終わる可能性に言及。金融市場では、10-15日間で終わるとされる両国の協議の進展次第で、米国が軍事攻撃を決断する筋書きが注目され、リスク回避ムードが強まった。20日の東京株式市場での取引では、日経平均を構成する225銘柄のうち74%にあたる166銘柄が値下がりしている。

同時に日経平均では割高感の強まりも続いている。ブルームバーグによると、日経平均の水準と今後12か月の予想収益から算出される株価収益率(PER)は20日の終値段階では24.2倍。株式市場での人工知能(AI)ブームが本格化した2023年以降の平均値(20.1倍)を大きく上回り、17日には24.7倍まで上がる場面もあった。割高感が日経平均の上値を重くする中、イラン情勢が急激に悪化して投資家のリスク回避姿勢が強まれば、日経平均が急落するリスクもありそうだ。トランプ氏は20日にはイランへの軍事攻撃を検討しているとも言及している。

日経平均株価と予想株価収益率の推移のグラフ

アドバンテストやソフトバンクグループが下落 ハイペースの上昇に一服感

また、日経平均の牽引役である半導体株の値動きをみると、息切れ感も目立つ。半導体検査装置のアドバンテスト(6857)の20日の終値は1週間前比6.10%安で、日経平均を442円押し下げ。2023年以降の3年あまりでの上昇ペースはAIブームを代表する銘柄である米国のエヌビディアを超えていただけに、株価上昇に一服感が出たといえそうだ。また、対話型AIサービスChatGPTで知られるオープンAIに出資するソフトバンクグループ(9984)も1.39%安となって、日経平均の足を引っ張った。ソフトバンクグループには、19日にオープンAIが新たに1000億ドルを調達する可能性が高いと報じられる好材料もあったが、株価は勢いづいていない。

日経平均を動かした構成銘柄の寄与度のランキングの表

貿易関連株は急上昇 イラン情勢悪化で円安進めば日経平均に追い風か

一方、イラン情勢の緊迫は防衛関連株の値上がりにつながった。高市氏率いる自民党が8日の衆議院選挙で地滑り的勝利を納め、18日に発足した第2次高市内閣で防衛力強化が進むとみられることも防衛関連株の追い風だ。川崎重工業(7012)の20日の終値は、衆院選前の6日終値との比較で22.29%高。9日に2026年3月通期の純利益の見通しを上方修正したことも好感された。また、日本製鋼所(5631)の20日終値は6日比で12.85%高、IHI(7013)も同様に11.10%高となっている。両社は原子力発電関連の部品を手掛けていることも、高市政権下での業績向上を期待させる要因となっている。

日本の防衛関連株の株価の推移のグラフ

 

また、イラン情勢悪化は「有事のドル買い」を通じて円安を進める可能性があり、日経平均にとっては好材料になりえる。ブルームバーグによると、ドル円相場(USD/JPY)は20日のニューヨーク市場の終値で1ドル=155.05円。1週間前の13日終値(152.70円)との比較では2.35円の円安水準となっている。

日経平均株価とドル円相場の推移のグラフ

26日朝のエヌビディア決算も焦点 強気の業績見通しなら日本の半導体株の上昇も

こうした中、3連休明け24日以降の投資家の関心はエヌビディアが日本時間26日朝に発表する2025年11月-2026年1月期決算にも向かいそうだ。アドバンテストやソフトバンクグループの値動きには息切れ感が出ている半面、半導体製造装置の東京エレクトロン(8035)は20日までの週次で4.69%高。6日の2025年10-12月期決算発表で2026年以降の業績に強気な見通しを示したことへの評価が徐々に高まっている。エヌビディアが2-4月期の業績について強気な見通しを公表した場合には、アドバンテストなどへの期待も再燃する可能性があり、日経平均を押し上げる展開も想定されそうだ。

アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどの株価の推移のグラフ

要点

  • 今週の日経平均株価はトランプ新関税を警戒した円高リスクを警戒したい。週後半はエヌビディアとセールスフォースの決算が材料視される展開が予想される
  • 円高リスクに加えて、米決算でハイテク懸念も強まれば、日経平均株価の下落拡大を警戒したい。一方、米ハイテク懸念後退なら日経平均株価の下支え要因となろう
  • 株価指数CFD「日本225」の週間予想レンジは5万5500~5万7700円。23日序盤は売りが先行している。まずは5万6000円の攻防に注目したい

焦点

  1. 今週はトランプ新関税による米ドル安・円高を警戒
  2. エヌビディアにセールスフォースの決算、ハイテク懸念の行方は?
  3. 日本225のテクニカル分析、5万5500円~5万7700円の攻防

今週はトランプ新関税による米ドル安・円高を警戒

先週の日経平均株価は3週ぶりの下落で終えた。ただし下落率は0.2%。下落幅は116.27円と小幅にとどまった。

週明け23日は祝日で東京株式市場は休場だが、日経平均株価の株価指数CFD「日本225」は取引が可能だ。

日足チャートで直近のトレンドを確認すると、5万6500円がサポートラインとなり、最高値圏での攻防を繰り広げている。10日線を上方ブレイクすれば、5万8000円の攻防が視野に入る状況だ。しかし、今週は強気地合いが崩れる可能性がある。そのリスク要因として警戒したいのが、トランプ新関税とそれに伴う米ドル安→円高リスクだ。

日本225の日足チャート:昨年12月以降

日本225の日足チャート:昨年12月以降

TradingView提供のチャート

トランプ大統領は20日、IEEPAに基づく関税が最高裁で違憲・無効とされたことを受け、通商法第122条に基づく世界一律10%関税の大統領令に署名。同関税は米東部時間24日午前0時1分に発効するが、それを待たず翌21日には15%への引き上げを自身のSNSで表明した。

昨年から続く米ドル安の主因は「ドル不信」に根差している。下のチャートが示す通り米ドルは昨年1月以降、主要通貨に対して軒並み下落。直近では対日本円でも下落している。4月の相互関税発表以降に米ドル安のトレンドが加速している状況は、米ドル不信の原因がトランプ関税にあることを示唆している。したがって今回の関税率15%引き上げは、米ドル安の要因として警戒したい。

米ドルの動向:昨年1月以降

米ドルの動向:昨年1月以降

ブルームバーグの為替データで作成 / 2月20日までの動向

一方、衆院選での自民党圧勝で高市政権の基盤が盤石となった。積極財政を"責任ある"かたちで推進するとの期待が債券市場で広がり、1月20日に一時2.35%台まで上昇した10年債利回り(長期金利)は現在2.1%台へ低下している。一方、超長期ゾーンの20年債利回りは3.45%台→2.92%台、30年債利回りは3.86%台→3.3%台へそれぞれ低下。先々週(9〜13日)の外為市場では円高が進行した。

日本国債の利回り動向:昨年4月以降

日本国債の利回り動向:昨年4月以降

ブルームバーグのデータで作成 / 2月20日時点

高市首相は20日の施政方針演説で「責任ある積極財政」を国力強化の本丸と位置づけつつ、「マーケットからの信認を損なう野放図な財政政策はとらない」とあらためて強調した。財政規律への配慮を示した高市首相の姿勢は財政懸念の後退→円高の要因だ。

こうした状況下で今週、トランプ新関税を意識した米ドル安が進行すれば、ドル円(USD/JPY)の下落とそれに伴う主要なクロス円の下落が輸出関連株の売りにつながる可能性がある。円高リスクによる日経平均株価の下落を警戒したい。


エヌビディアにセールスフォースの決算、ハイテク懸念の行方は?

25日の取引終了後、AI半導体大手のエヌビディア(NVDA)が2025年11月~2026年1月期(Q4 FY2026)決算を発表する。米ハイテク懸念の方向性を左右するイベントとして注目したい(詳細は関連レポートを参照)。
関連レポート
【米国株】S&P500週間見通し(2/23週):焦点はエヌビディア決算、トランプ新関税の反応注視

エヌビディアの決算と並んで注目されるのが、セールスフォース(CRM)の2025年11月〜2026年1月期(Q4 FY2026)決算だ(25日発表)。現在の米株式市場では、AIスタートアップ企業アンソロピックの業務AIエージェント「Claude Cowork」の投入を契機に「SaaSの死」が一大テーマとなり、月初来の主要なソフトウェア株はS&P500やナスダック100のパフォーマンスを軒並み下回る状況にある。

主力ソフトウェア株の動向:2月2日~20日

主力ソフトウェア株の動向:2月2日~20日

ブルームバーグのデータを基に作成

セールスフォースの決算は、ソフトウェア株の行方を占う試金石となろう。ブルームバーグがまとめたコンセンサス予想によれば、売上高は前年同期比11.75%増の111億6700万ドル、EPSは3.05ドル(前年同期2.78ドル)を見込む。

焦点は業績見通しだ。2〜4月期(Q1 FY2027)の売上高予想は11.82%増の110億ドル、EPSは3.02ドル(前年同期2.58ドル)を見込む(ブルームバーグのコンセンサス予想)。「SaaSの死」が意識されるなか、業績見通しが市場予想を下回れば「ソフトウェア株安→ハイテク懸念再燃→米株安」の連鎖が想定される。エヌビディア決算も期待を裏切る内容となれば、国内のAI関連銘柄の売りにつながろう。

一方、決算でハイテク懸念が後退すれば、逆の展開が予想される。週後半の日経平均株価の変動拡大を警戒したい。


日本225のテクニカル分析、5万5500円~5万7700円の攻防

下値の焦点は5万5500円の維持
23日の東京株式市場は祝日で休場だが、日経平均株価の株価指数CFD「日本225」は取引ができる。23日序盤のトレンドを確認すると売り先行でスタートし、レポート掲載時点で5万7000円を下方ブレイクする状況にある。

外為市場ではドル円(USD/JPY)が154円前半へ下落。クロス円もじわりと円高優勢へ振れている。円高が進行すれば、日本225の下落拡大を警戒したい。

日本225の5分足チャート:23日8時~9時過ぎの動向

日本225の5分足チャート:23日8時~9時過ぎの動向

出所:IGチャート

日本225が下値を目指す局面では、2月以降サポートラインとして意識されている5万6500円の攻防に注目したい。この水準を下方ブレイクすれば、5万6000円を視野に下落拡大を警戒したい。5万6000円は、1月20日の安値と2月8日高値のフィボナッチ・リトレースメント38.2%水準にあたる。

円高リスクに加えて米ハイテク懸念も重なる場合は、5万5000円台への反落を想定したい。このケースでは5万5500円の維持が焦点に浮上しよう。上の水準には25日線、下の水準には一目基準線が推移しており、テクニカルの面でサポートラインとして意識されやすい。5万5500円を今週の下限と予想する。
注目のチャート水準
・5万6500円:サポートライン
・5万6000円:38.2%水準
・5万5500円:下限予想、上に25日線、下に基準線

5万7700円の攻防
一方、日本225が上値を目指す場合、まずは10日線の突破を確認したい。そのきっかけになり得るのが、米決算でのハイテク懸念後退だ。

日本225が10日線を上方ブレイクすれば、次の焦点は5万7700円の攻防だ。2月に入り、この水準がレジスタンスラインとして意識されている。トランプ新関税による円高リスクを踏まえれば、今週も5万7700円で上値が抑制される展開が予想される。この水準を今週の上限と予想する。
注目のチャート水準
・5万7700円:上限予想
・5万7210円:10日線


【再掲】日本225の日足チャート:昨年12月以降

日本225の日足チャート:昨年12月以降

TradingView提供のチャート

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(31)が22日(日本時間23日)、アリゾナ州グレンデールのキャンプ施設でライブBP(実戦形式の打撃練習)登板とフリー打撃の〝二刀流調整〟をこなした。 

 

練習後の取材対応では、左足股関節付近の違和感でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)侍ジャパンの辞退が濃厚となっているパドレス・松井裕樹投手(30)について「連絡は取ったり、本人からも来ました。もちろん悔しいと思いますけど、まずは軽症なことを祈っていますし、リハビリの段階でシーズン早く戻ってこられるように応援をしています」と心を寄せた。 

 

この日はライブBPに登板し、2回想定で計33球、安打性2、奪三振2、最速99マイル(約159・3キロ)を計測。ベッツ、フリーマン、マンシー、パヘスら主力と延べ7人と対戦し、フリーマンからは見逃し三振、ベッツからは高め直球で空振り三振を奪った。また、2度目のベッツとの対戦でカウント2―2から投じた外角に逃げるスイーパーにはベッツがサムアップポーズを見せるなど球威、切れ味は申し分ない投球だった。 

 

その後は一度、グラウンドを引き上げ、屋外でフリー打撃を実施。昨季のワールドシリーズで第5戦と6戦の間の練習日に臨んで以来で、35スイングで5本の柵越えを放った。ライブBP登板には「フィーリングは前回の方がよかったが、きょうはボリュームを投げることにフォーカスしていたのでその点では良かったかなと思います」と語った。