動物霊園に着くまでも、毒母は涙垂れ流し状態でしたが、まるお君が泣いている感じはありませんでした
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泣いていたのかも知れないけど少なくとも鼻を啜る音も、嗚咽している様子もありませんでした。
度々我が家のトランプ氏
が、『あっけなかったなー。』とか、『ぽん太、死んじゃったのかー。』とか、不器用にも空気を軽くしようとしているのか、素でデリカシー0で思い出に浸っているのか…、全く理解はできませんでしたが、何かしらたまに呟いておりました
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葬儀場に着くと、駐車場から受付まで少し距離がありましたが、まるお君が丁寧に丁寧にゆっくり、たまにトランプ氏
が介添しようとするのを断りながら、ぽん太の入った箱を1人で運び、膝に抱えたまま、まずは受付に座りました。
この後葬儀をし、翌朝火葬される、という説明を受け、納骨の方法やお骨をどうしたいかなどを聞かれましたが、まるお君の気持ちを大切にしたかったので、まるお君に1つずつ聞きながら決めました。
お骨をペンダントに入れる、とか、小さな骨壷に入れて家に持ち帰る、という考えに一瞬は惹かれましたが、毒母も歴代のニャンコでそうしたことがありましたが、果たしてそれが見送る我々にとって良いことなのか、と後々考えさせられたり、お骨は然るべきところにあるべきだという考えを聞いたり、家にお骨を置いたりペンダントにして持ち歩くことは誰のためなのだろう?という事をこれまでにも話した事があったので、ぽん太の亡骸を見た時に、既にまるお君はこれまで一緒にいたぽん太と違うことと、今後、自分の感情でお骨をそばに置くこととは違うのかもしれない、と寂しいながらも決着をつけると思ったようで、全てをここに埋葬する、と決断しました。
※個人の見解です。毒母の母はずっと愛犬のお骨を大事に大事にそばに置き、それによって心穏やかであり、いずれ母自身が入る納骨堂にも置いております。毒母もある歴代にゃんこのお骨を持っています。
まるお君が最後の辛い選択をし、葬儀まで少し待ち時間がありました。
もう後少しで、撫でることもできず、この姿のぽん太と2度と会えなくなると思うと、ずっと毒母とまるお君はぽん太を撫で続けるしかありませんでした。
トランプ氏
は、『あー、痩せちゃったなー。こんなに痩せてたっけ?大変だったなー。毛艶も薬のせいで悪くなるのかなー?』などなど、相変わらず自由な発言をしておりましたが、悪気はないのです。
そういう人なのです
。
『トイレどこ?始まる前に行ってくる。時間あるなら散歩してくるわ。』
いなくなりました。
まるお君と2人で、ずっとずっとぽん太を撫で続けました![]()
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まるお君が泣いていない事が気になりました。
ここ数日、まるお君の足が震えている所は何度か見ましたが、泣いている姿をみていません。
毒母が涙垂れ流しで見えてなかっただけなのかもしれませんが、未だなお、ぽん太を優しくて撫で続けているけど、泣いているようには見えません。
少しすると、ぽん太は葬儀会社の人に運ばれて行きました。
『ぽん太ちゃんの葬儀の準備が整いましたので、奥のお部屋にお願いします。』
そんな案内があった時に、いよいよお別れかという緊張と、やっとぽん太が天国に行けると思ったり、複雑な気持ちで1番奥のお部屋に入りました。
ぽん太の亡骸のあるお部屋にこちらが案内されて不思議な気分でした。
『間も無く始まります。』
『パパがいない。』
『すいません。少しだけ待ってください。』
少しすると…
『おーい。戻ってきたら受付にいないから、どこに行ったかと思ったー。』
『こっち。』
『もう始まるのかー!間に合って良かった。』
滞りなく葬儀が進み、思い出に浸って悲しいより、ぽん太への感謝と、最後の苦しい時間から解放されて天国に行くことを願うだけの気持ちになり、穏やかに涙は流れるものの、まるお君の『後悔しないぐらい可愛がった自信がある。』という言葉が何より毒母の気持ちも軽くしてくれて、お経が終わりました。
最後に、ぽん太の箱の蓋が閉じる前に『最後のお別れです。』という案内とともに、1人一輪ずつのお花を渡されました![]()
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赤とピンクのカーネーションでした。
箱に近寄り、このお花をどこに手向けようかとそれぞれ迷いながらも中々置けず…暫くみんなでぽん太を撫でていました。
この後はもう蓋を閉じられ、2度とぽん太の姿を見ることも触ることもできないのだと実感したのか、突如、隣にいるまるお君から大粒の涙がぼたぼたとぽん太の横たわる箱の中に落ちるのが横目で視界に入ってきました。
まるお君がやっと泣けて良かった。
そう思いながらも、その姿に胸が痛くなり、更にさまざまな感情が重なり、まるお君の姿も直視できないまま、ぽん太にありがとう、と言いながら撫でるだけで、未だ誰もお花を置くことができませんでした![]()
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お花を置いたら、蓋を閉められて二度と触れない、見れない、会えない。
やっと泣けたまるお君は、静かに大粒の涙をぽん太の棺の中にぼたぼたと落とし続けて、蓋が閉じられないように、いつまでも花を置きませんでした。
毒母は、誰も動かないのなら1番に…、と、ぽん太の両手の合わさった部分に、花束を抱えてるように見える位置に赤いカーネーションを置きました。
とても可愛いかったです。
まるお君は、ひとしきり撫でて撫でて…もうやっと送り出してあげなくては、と覚悟を決めて、
『どこに置いてもぽん太に似合うな。』そんな事を言いながら顔と胸の間ぐらいにピンクのカーネーションを置きました。
お花を置いたら、お別れです。
置いた後に、もういよいよ蓋が閉まってしまうお別れの時間が来る、と、手を合わせてさらに深い悲しみと向き合ったのか、やっと少し声を上げて泣きました。
変な言い方ですが、まるお君が泣けてよかった。
そう思いながら横目で存在を感じながら、静かに過ごしました。
どんなに時が経っても、形がなくなっても、忘れるわけない🐈。
常にまるお君のそばにいてくれて、受験期も思春期も反抗期もまるお君を癒してくれて、相思相愛だったにゃんこ🐈。
忘れるわけない![]()
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一生、忘れない🐈。
『ここがいいかな。足元よりここだな。』
忘れてたけど、最後にトランプ氏
がぽん太に花を置きました。
『ここかな。いや、なんか寂しいかな?ここかな。いや、変か?やっぱりここだよな。うん。可愛いな。』
…………耳にブッ刺しました。
悪気はないんです
。
たぶん、ギャルが耳にお花をかける感じ、でやりたかったのですが、にゃんこ、耳にかけれないじゃないですか🐈。
だから、安定する場所を探して探して……耳にさしたのでしょうね
。
悪気ないよね、わかるけどね、耳に刺しちゃダメだと思う。
あーー、泣き過ぎて言葉が出ない、と思いつつも、本当に悪気なく、そこに置くのが可愛いと思って置いているタイプの人
なので、ぽん太を静かに見送る気持ちを最優先に集中しました。
まるお君もポタポタと涙を落としながら、ぽん太を撫でながら、トランプ氏が耳にお花を刺しても、蓋がしまるまでぽん太を撫でて時間を過ごしていました。
葬儀場の人が、そろそろお別れの時間です、と箱を閉めにきました。
毒母は号泣、まるお君も下を向きながらぼたぼたと涙を流しながらも2人でずっと、『ありがとう。ありがとう。またきてね。ありがとう。』と、言いました。
毒母はもう、覚悟を決めてやめなくては、と思い、手を引きました。
横目で、まるお君がいつ、覚悟を決めてぽん太から手を離すか見守りました。
『ぽん太。ぽん太。ぽん太……………。』
まるお君も、覚悟を決めたのか……すっと身体を引きました。
その瞬間、トランプ氏が耳に刺したお花を右手で🫲サッと払い、胸元にそっと置きなおし、箱を閉めました。
あまりに一瞬の出来事でしたし、たくさんの感情を我慢して整理して、最後の瞬間のあの出来事が、毒母もトランプ氏もまるお君も誰もふざけてないのですが、我が家で育ってきたまるお君の冷静さと成長を感じて、ぽん太との思い出の時間にふけるたびに、この最後の時も思い出すのです
。
忘れない
。
毒母のお友達は泣き笑いしながらトランプ氏
の話を聞いてくれました
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色々な気持ちを時間をかけて少しずつ消化していきました![]()
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『ぎん太🍼も後悔しないぐらい可愛がる。』
『そうだね。』
そしてこの1年間、まるで初めからひとりっ子だったかのように家の真ん中で大の字で寝て、まるお君を独り占めするぎん太🍼の姿に癒されながら、ぽん太🐈の思い出話をよくします![]()
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忘れない🐈。
※毒母みたいな未熟者が死について深く語る事はおこがましいので、淡々と我が家に起きたリアルを書きました。こうあるべきだ、こうするべきだった、というご意見があっても当然ですが、思考的な部分を書く事はなるべく控えてリアルだけを書きました。失礼があったらごめんなさいm(_ _)m。
これを書かなくては、今に繋がらないので。
2年間のあれこれ。大きな出来事編。
まだありますが、それはまた聞いてください。
今回も長々とお付き合いありがとうございましたm(__)m。
