
そしてまた、こちらに助けを求めてる


すると一緒にいた女性に
「お宅、この子飼えますか
」と聞かれたので
「いや、うちは犬と文鳥がいるので…」
と答えた。
すると
「うちは猫を3匹買ってるんですよ~。家がここから5分くらいなので、エサを持ってきます!!」
と突然言い残し、わたしは一人取り残された

その間、何していたかと言えば…
お母さん猫
の声まね
「ニャーオ」
と言ってみると、なんと子猫がキョロキョロして反応

この子はお母さんとはぐれちゃって、お母さんを探しているのかもしれないと思った

そのうち、女性が猫用の缶詰めを持って戻ってきた。
フェンス越しに缶詰めを見せて、おびき出す作戦

すると女性が
「わたし、この子が出てきたら捕まえるので、そうしたら連れて帰ってください
」え

だって、さっきの話の流れからして、連れて帰るのは女性のほうじゃ…

と内心、混乱していると、子猫が缶詰めにつられてフェンスをくぐり抜けて出てきた

…食いしん坊

その瞬間、女性が子猫の首根っこを掴んだ


女性
「早く
何か入れるもの
」そんなもの持ってないよ


仕方なく、たまたま持ち帰っていた仕事の制服のシャツ
を広げて、子猫がくるまれた
女性
「このままカバンに入れて
」カバンにスペースがなかったので、ペットボトルやポーチをカバンから出し、制服にくるまれた子猫をカバンに入れてチャックを閉められた。
女性
「これも何かの縁ですから
」女性はそう言い残し、姿を消した

制服にくるまれた子猫が入ったカバンを下げ、むき出しのペットボトルとポーチ、そして女性から渡された缶詰めを抱えて、夜中の街をひとりで帰宅した

子猫の鳴き声を聞いてから保護するまで、2時間半もの時間が過ぎていた

こうして、うちに来ることになった子猫

でもまだ、うちには試練がいっぱい

すんなりとはいかないのです

その③に続く。