夏もようやく帰り支度を始めたようですが、日中の熱気はまだ少し身勝手ですね。季節の変わり目、いかがお過ごしでしょうか。

「誰の顔も見ずに一日を終えたい」 そんな風に感じる夜、もしどこにでも住めるなら、私は迷わず「別荘地」を選びます。

 

表向きの理由は、雄大な自然とリッチな非日常感です。 澄んだ空気の中で小鳥のさえずりを目覚ましにする暮らし。 誰かに話せば「素敵なスローライフだね」と羨ましがられるでしょう。

 

でも、本当の理由はもっと腹黒くて打算的なものです。 「普段、人がいなさそう」 ただその一点だけで、別荘地に熱い視線を送っているのです。

別荘地の大半は、オフシーズンになれば驚くほど静まり返ります。 オンシーズンに観光客や持ち主がやってきても、彼らの目的は羽を伸ばすこと。 わざわざ隣近所に干渉してきたり、休日の朝から地域の清掃活動で集まったりするような事態は起きないはず。 

 

煩わしい「ご近所付き合い」から完全に解放されるユートピア。 それが私の思い描く別荘地の姿です。

 

ただ、ふと冷静になって疑問が浮かびました。 実際のところ、そういった地域のご近所付き合いってどうなっているのでしょうか。

 

自分で夢を打ち砕くようですが、別荘地ならどこでも孤独になれるわけではないようです。 環境づくりには、大きく分けて二つのパターンが存在します。

一つは管理会社がすべてを取り仕切る、まさに理想のタイプ。 高い管理費を払う代わりに、ゴミ出しのルール管理から周辺の清掃まで業者が担ってくれます。 住民同士で協力する必要がないため、見事なまでに他人に無関心な環境が保たれるそうです。

 

もう一つは、実は定住者が多くてコミュニティが完成しているタイプ。 こちらは少し厄介かもしれません。 自然の猛威に立ち向かうため、かえって住民同士の結束が固くなっている地域もあるのだとか。 雪かきや草刈りを共同で行うなど、都会以上にディープなご近所付き合いが待っているケースもあるそうです。 人目を避けて森に逃げ込んだのに、毎週末ご近所さんとBBQをする羽目になっては本末転倒でしょう。

 

憧れの引きこもりライフを実現するには、物件選びと同じくらい「管理体制の確認」が命綱になります。 お金で孤独を買えるリゾート地を見つけるのが、一番の近道かもしれません。

 

いつか最高の隠れ家を手に入れて、誰にも邪魔されない朝のコーヒーを楽しむ。 

そんな静かな野望を胸に抱きつつ、今日も自分のペースで生きていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

どこでも住めるならココ住みたい

 

 

 

 

 

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