退去時の見積もり書を見た瞬間、あまりの金額にサァッと血の気が引きました。数年前に住んでいた賃貸物件で、お風呂場の換気を怠った結果、壁の修繕費としてとんでもない高額請求を叩き出されてしまったのです。

 

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8月も後半に入りました。 毎日暑くてシャワーを浴びる回数も増える時期ですよね。 水回りの掃除を念入りにしていると、ふと数年前の苦い記憶がよみがえってきます。

 

当時、私は兄弟と一緒にルームシェアをして暮らしていました。 住んでいた物件のお風呂場には窓がありません。 湿気を外へ逃がすためには、換気扇を回し続けることが絶対に必須の環境だったのです。

 

しかし当時の私たちは、その重要性を全く理解していませんでした。 自分がお風呂から上がると、照明と一緒に換気扇のスイッチもパチッと切ってしまいます。 無意識の節約のつもりだったのか、ただの面倒くさがりだったのかは分かりません。 密室に閉じ込められた湿気は、完全に逃げ場を失います。 気づいた頃には、お風呂場の壁一面に黒いカビがびっしりと根を張っていました。兄弟そろって目が悪い上、自宅での入浴ということもあり眼鏡も外して入るというのも、時間がかかった理由です。

 

慌てて市販の強力なカビ取り剤を試しましたが時すでに遅し。 壁の素材の奥深くまで浸透した厄介な汚れは、素人の手には負えない状態にまで悪化していたのです。そんな状態で、とうとう退去の日を迎えてしまいました。

 

そして訪れた恐怖の退去立ち会い。 部屋の中をチェックしていた業者さんの顔が、お風呂場を開けた瞬間に曇ったのを今でも鮮明に覚えています。 後日送られてきた修繕費の請求書には、もともとの予定金額を大幅に超える恐ろしい数字が並んでいました。 壁のパネルを丸ごと交換するような大がかりな特殊清掃と工事が必要になったようです。

 

兄弟で住んでいたため、その高額な修繕費は3人で等分して3分の1ずつ出し合いました。 それでもお互いのお財布には、しばらく立ち直れないほど痛すぎる出費です。 「あの時ちゃんと換気扇さえ回しておけば」と、二人で何度も深い溜め息をつきました。

今ではどんなにお風呂場が乾いているように見えても、換気扇だけは絶対に止めません。 あの時の痛い出費は、快適な生活を送るための高い勉強代だったと自分に言い聞かせています。

 

皆さんも、お風呂場の換気だけはくれぐれもご注意くださいね。

 

 

 

 

 

 

 

修理代が高くついたもの

 

 

 

 

 

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