こんにちは!いつもブログを開いてくださり、ありがとうございます。
8月に入り、毎日うだるような厳しい暑さが続いていますね。外に出るだけで体力を奪われてしまいそうな日は、涼しい部屋で冷たいお茶を飲みながら、大好きな活字の世界にゆっくり浸るのが一番の贅沢です。
ミステリーやファンタジーなどの小説を読んでいると、物語の鍵となるアイテムや情景描写として「植物」や「花」が登場することがよくあります。先日読んでいた本の中にも、ある印象的な花が出てきました。 その時にふと気になって調べてみた「花言葉」と、それにまつわる言い伝えがとても面白かったので、今回は少しそのお話をさせてください。
私が気になったのは、「ジギタリス」という釣鐘型の花です。
初夏から夏にかけて、スッと伸びた茎にベルのような形をした花をいくつも咲かせる、少しミステリアスな姿をした植物です。物語の中ではちょっとダークな役割で登場することも多いのですが、気になって花言葉を調べてみると「不誠実」や「隠されぬ恋」といった、少し意味深で影のある言葉が並んでいました。
美しい見た目とは裏腹に、どうしてこんなにも少し影のある言葉がつけられているのだろう? 気になってさらに読み進めていくと、この花の英語名である「Foxglove(キツネの手袋)」の由来にたどり着きました。
古いヨーロッパの言い伝えによると、森の妖精がキツネたちにこのジギタリスの花をプレゼントしたそうです。そしてキツネは、その花を足先に手袋のようにはめることで、足音を立てずにこっそりと獲物に忍び寄ったのだとか。 その「足音を消して忍び寄る」というキツネの賢くも少しずる賢いイメージが、「不誠実」というネガティブな花言葉に繋がっていると言われています。
本の中でただ「ジギタリスが咲いていた」という一文を読んだだけでは、スッと通り過ぎてしまうような場面。でも、こんな風に花言葉やその背景にあるファンタジーのような伝承を知ると、脳内に浮かぶ情景がぐっと深みを増して見えてきますよね。 花の手袋をはめて静かに森を歩くキツネの姿を想像すると、なんだか少し可愛らしくも思えて、すっかりこのお話の虜になってしまいました。
道端に咲いている花も、それぞれにひっそりと意味や物語を抱えていると思うと、日常の景色がほんの少しだけ違って見えてきそうです。
皆さんには、ふと気になったり、好きだったりする「花言葉」はありますか?
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