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季節の変わり目にクローゼットの整理をしていると、「本当に気に入っている服」ほど、手放すタイミングが難しいなと感じることがあります。

 

私の普段のワードローブは、アースカラーやダークトーンといった、シンプルで落ち着いた色合いのものが中心です。流行を追うよりも、着心地が良くて自分の感性にしっくり馴染むものを何年も大切に着続けるのが私のスタイル。だからこそ、お気に入りの一着をクローゼットから減らすときは、世間でよく言われる「1年着なかったら処分」という機械的な基準には、あまり当てはまりません。

 

 

 

 

今回は、私が実践している、大好きな服を「壊れるまで愛し抜く」ための、私なりの小さなお別れのステップについてお話しします。

表舞台から、在宅ワークの頼もしい相棒へ

私の場合、好きな服を処分するタイミングは「基本的には壊れるまで着る」という、とてもシンプルなものです。 お気に入りのカットソーやシャツに、小さな破れやどうしても落ちないシミを見つけてしまったときでも、すぐにゴミ箱へ送ることはありません。

 

お出かけ用としては少し役目を終えたかな、という状態になったら、まずは自宅での作業時間を支える「部屋着」へとシフトします。一日の大半を自宅のデスクで過ごす私にとって、肌馴染みの良くなったお気に入りの服は、多少の破れがあっても最高のリラックスウェア。誰の目も気にせず、大好きな生地に包まれてカタカタとキーボードを叩く時間は、とても心地よいものです。

 

そして、部屋着としてもいよいよ生地が薄くなり、ボロくなってしまったら、次なる役割が待っています。ハサミで使いやすい大きさにザクザクと切り分けて、棚や床をサッと拭くための「掃除用の布巾(ウエス)」にするのです。 最後はワンルームの隅々をきれいに掃除するお供になってもらい、感謝の気持ちを込めてゴミ箱へ。ここまで使い切ると、手放すときの罪悪感はまったくなく、むしろ清々しい充実感に包まれます。

手間はかけず、暮らしのなかの「小さな景色」に

ただ、ボロくなってしまっても、どうしても生地自体のデザインや風合いが良くて、そのまま手放すのが惜しいと思える服もありますよね。そんなときは、少しだけ特別なお別れの方法をとっています。

 

それは、破れや汚れのない「無事な部分」だけを、ハサミできれいに切り取る方法です。 面倒なことは苦手なので、わざわざ針と糸を取り出して端をきれいに縫う、といった手間の husband(手間や時間)は一切かけません。ただ切りっぱなしにした生地を、お気に入りのチェスト(引き出し)の上や、ちょっとした棚の隅に、カバーの代わりに「上に乗せる程度」でそっと敷くだけ。

 

その上に、お気に入りの小さな一輪挿しを飾ったり、大好きな動物の小さなオブジェをちょこんと載せたりしてみる。お気に入りだった生地が、棚の上で静かなアクセントになり、いつものお部屋に新しい彩りを添えてくれます。服としての役目は終えても、大好きなデザインが視界に入るだけで、日々の執筆の合間にふっと心が和むのです。

 

一枚の服を、形を変えながら最後の最後まで慈しみ、暮らしのなかに循環させていく。 そんな風に、物の命を自分らしく使い切る割り切りが、私の暮らしをとても豊かで心地よいものにしてくれています。

 

皆さんは、大好きなお洋服とお別れするとき、どんな自分なりの基準を持っていますか?

 

 

 

 

 

 

 

好きな服を処分するタイミング

 

 

 

 

 

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