ふぉ~ゆ~meets梅棒 Only1 NOT No.1
@シアタークリエ
とりあえずほぼネタバレなしで、ふぉ~ゆ~が梅棒に合ってたってことと梅棒やばかったってことだけ先に。
※具体的なネタバレはしてないと思いますが、設定などザックリしたネタバレあるかもしれないので読みたくない人は注意※
ダンスだけで芝居作る『梅棒』と、ジャニーズの歌って踊れるお笑いグループ『ふぉ〜ゆ〜』とのコラボ!!!
2020年のコロナ禍の涙の中止を経てのリベンジ!!
本当におめでとうございます!!
作・演出、今人さん、振付梅棒です!!
つまり、メンバーが違うだけで、内容、ノリ、流れとしてはもうほぼ梅棒本公演と言っても差し支えないでしょう。
この時点での安心感と言ったら言いようがない。梅棒の作るものならば絶対に間違いはない。
結論から言って、ふぉ~ゆ~と梅棒の親和性凄すぎ!!大正解過ぎた!!
梅棒スタイルのノンバーバルダンスお笑い演劇を完璧にこなし、梅棒本公演にゲスト出演しても遜色ない、というか絶対出るべき逸材であった。
ふぉ~ゆ~は、楢木さんの厨房男子出演でおなじみ。
私は厨房男子は2だけ行ったんだけど。
人柄の良さが滲み出るとても良い人たちで、9割笑いで持っているようなグループという好印象を持った一方、その時は歌は全然ダメでダンスはそこそこかなぁ?芝居もできるけど…お笑いに走りすぎかな(笑)という感じだった。(でもそれを補える好感度と楽しさがあったという意味では凄いと思う。)
だけど彼らには、抜群のお笑いセンス、人柄の良さ、思い切りの良い芝居、暑苦しいまでの顔芸力、表現力があった。
梅棒に求められるダンスは「踊りは気持ちだ!!」なので、梅棒ほどのダンススキルがなくても、綺麗にバキバキに踊ることよりも、気持ちや表現スキルや振り切り(!)の方がずっとずっと大事!!!
だからほんとにふぉ~ゆ~の得意分野をひたすら生かせる!!
しかも不得意の歌を晒すことがないし、短所隠せる!
ふぉ~ゆ~にとって有利しかない!!!
本当に、本当に、良かった!!!大正解!!
もうあんたたち梅棒入ったら!!
…と言いたいところだが、ジャニーズの人気アイドルグループ様である。
彼らをメインにして梅棒の方が出張する形になったということだろうか?
もうとにかく、ふぉ~ゆ~が素晴らしくて、前から好感度は高かったが、大好きになってしまった。
で、作は梅棒だが、役柄的にはふぉ~ゆ~がメインで、梅棒は脇役なんだろうな~というのは何となく思っていた。
ところがどっこー---い
梅棒!!!
す、す、す、す、すごいご活躍!!!(色々と)
ほんとに、梅棒ファンは見た方がいい。
こんな梅棒を見ることは二度とないから!!
梅棒がッッ
ホスト!!!!!!!
ホストの話なのはわかってたけど、正直そこまで心の準備はできてなかった。
ふぉ~ゆ~がジャニアイドルだから、女子のファンが求めてるようなイケメン王子様やらせて、スーツ着せて、ウインクとかさせて女子ウケ狙って、梅棒もちょっと後ろで脇キャラで踊るんでしょぉ~くらいの覚悟の無さだった。
ナメてた!!!
梅棒からのご出演は、梅さん、鶴さん、としょさん、たっさん、楢木さん、社長、すいーつさんの7人。
(今人さんと拓矢さんは作・演出・振付のみ、誠さんは休眠中で、たわでぃは他舞台。みんな居たらと悔やまれる)
ふぉ~ゆ~メンバーで構成されるホストクラブ「White Knight」と、梅棒メンバーで構成されるホストクラブ「Black ship」の対決ストーリーなのだが、Black shipが登場するのは中盤で、それまではふぉ~ゆ~メンバーがホストクラブを作りあげていくストーリーに脇役として数えきれないほどの役を早替えしながらこなしていた。
もちろんそれも面白くて凄くて、ふぉ~ゆ~も梅棒的ダンス×演劇をしっかりやっていて見応えたっぷりで「踊れるじゃん!!!」と見直して、平和に気持ちよく観ていたのだった。
それが・・・登場するんですよ・・・Black shipがっ・・・
(メンバーは鶴さん・たっさん・楢木さん・社長・すいーつさん)
梅棒本人が歌うオリジナルラップの攻めっ攻めの自己紹介曲に合わせて、ものっっっっっすごい、狂気感じるまでのバッキバキのキレッキレのダンス見せつけてくる!!もう空気変わったよね!!
格ちげぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
梅棒強ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
これまで見たことない肉食オラオラ!!!!
男!!!!
俺の女になれ!!!!って顔して煽ってくる!!!
それまでウフフ♪かわいいわ♪って満足して見てたハズのふぉ~ゆ~のホスト姿&ダンスが、急にしょぼく見えて、White knight側からしたら絶望しか感じられない圧倒的な実力の差!!
(そういうストーリー設定なのでそれでOK!本当にダンスの実力でそれを表現しちゃうとこすご…梅棒のホストがヘボかったらストーリー成り立たない)
ストーリー的にも、ふぉ~ゆ~のWhite Knightは、優しくて、ほわ~っとしてて、モタモタしてて、押しが弱くて、良くも悪くも素人感が魅力の、人柄勝負。
一方の梅棒のBlack shipは、完璧なホストで、力づくでも全員俺の女にしてやる!!みたいなガツガツ感オラオラ感と力強さと余裕とみなぎる自信とオーラ。
もう私は完全に面食らってしまって・・・
こんな梅棒見たことない・・・
ほんとに・・・ほんとにどうしちゃったの・・・
梅棒がこれまで女を落とそうとしたことがあった!?
彼らは面白くエモい舞台を追い続け、どんなにイケメンであろうともカッコよさに頼ることも生かすこともなく、老人・女性・子供・動物・宇宙人・変な人・変な生き物、どんな意味わからない役も厭わず、振り切って笑いに突き進む、そういう人たちである。
唯一オープニングの軍服ダンスはいつ見ても惚れると思ってるけど、結果的にカッコイイだけで、女を落とそうとしてるわけではない(と思う)
ファンであるごはんつぶも、梅棒に女として落とされようと思って舞台に通っているわけではないし、そういう経験も免疫もない。時々たっさんのイケボにキャーってなる程度が関の山。
ましてや、すいーつさんやつるさんは、女役や少年役や可愛い生き物役が多く、可愛い可愛いと常日頃からみんなして愛でているのだ。それが今回突然!バリバリの男の顔をして牙をむいてきたのである。
呆然、、、、
ただただ、自分が梅棒に落とされるのをなすすべもなく見ているしかなかった。
めでたく梅棒の女になって、すっかり放心して帰ることになったわけです。
ふぉ~ゆ~は大好きになったけど、ふぉ~ゆ~の女にはならなかった。ふぉ~ゆ~のお母さんになった気持ちだ
(※産みようの無い同年代である。でもなんか可愛くて母性本能がー!!)
舞台全編通してめっちゃ楽しかったけど、とにかくBlack shipの刺激が強すぎた。
ちょっとその、ふぉ~ゆ~がめっちゃ梅棒と合ってたって話と、梅棒がやばかったって話だけ先に吐き出したかったから、それだけ。
なんか中身なくてごめんなさい。
細かいネタバレ内容とか一人一人の皆さんの感想とかについては、また別記事でゆっくり語りたいと思います。
昨日の今日で、まだちょっと気持ちがふらふらなんだよね。。。