巨人 2-2 DeNA
DeNAは1点を追う6回表、牧のソロで同点とする。そのまま迎えた8回には、宮崎が押し出し四球を選び、勝ち越しに成功した。投げては、先発・ジャクソンが6回途中1失点。しかし直後にウェンデルケンが追いつかれ、引き分けに終わった。
■森敬
チームで唯一のマルチヒットを記録。9回1死からのヒット後は足を使いたかったがチャンスが少なかった。
■ジャクソン
初回に丸の先頭打者本塁打を浴びるも、その後は粘りのピッチングで試合をつくった。
■ウィック
6回2死満塁の場面で登板。ピンチをしっかり切り抜けると、続く7回は上位打線を三者三振に封じた。
■ウェンデルケン
1点リードの8回に登板するも、先頭打者にストライクが入らず四球を与え、1死二三塁から内野ゴロの間に同点を許した。さらに門脇へ四球を与えたところで降板。打者5人全員にボール球から入るなど頼りない投球だった。
■采配
9回1死から森敬が出塁して9番・蝦名を迎える。バントの気配を見せずに初球を見送り、1ストライクからの2球目でセカンドゴロ2塁封殺。こんな野球しかできないのでは勝てなくて当然だろう。とにかく1点がほしい場面。森敬の足なら2塁に進められれば高確率で一打勝ち越しになる。続く打順は打率.316の梶原なのだから十分にヒットは期待できる。今季ブレイクした選手である点でも期待したい。蝦名に犠打のサインが出るのは妥当だろう。懸念があるとすれば梶原の得点圏打率の低さである。それを気にするなら進塁打を最低限とする中で何らかの作戦を取るべきだ。ヒットエンドランはもちろん選択肢だし、単独スチール、ランエンドヒットもリスクは大きいが仕掛ける価値はあるように思う。相手投手が大勢であることを考慮すれば単独スチールは難しい。だからといって進塁打も簡単に打てる相手ではないという状況。三浦監督は蝦名にどんな打撃を期待したのだろうか。