ほどけた糸を
かたく結んだ

むりやり繋げた その糸は

何度も 綻び 離れてしまう

それでも僕は
飽きもせず

何度も 何度も
結びつづける


もう二度と 逢えない
夕闇に 蝶はきえた
月を見失った 僕の夜は
ただ昏く

心許なく 彷徨う
何処へ行けばいいか わからない
欲するものさえ
僕には わからないんだ

目の前で 流れ行く
時の狭間で
たちすくみ 動けない
僕は 怯えるばかりで

照らす灯さえ
捨ててしまった

静寂が蝕む

蝶はきっと
僕が 潰してしまったのだろう

月はきっと
僕が 砕いてしまったのだろう

きみも

僕が 切り裂き 捨ててしまった

もう二度と 逢えない
あの河を渡り

静寂に 沈み込み

僕を 閉ざそう


やわらかな感触で
侵蝕されてる
自己の意味を
見失う
それでいい
意味などは
無意味だから
不自由の檻の中で
自由を謳うように
不確かなイトで
繋いでいる
交わす想いは
蜃気楼のように
揺らいで
すり抜ける
それでもまだ
繋がりを
求めてしまうから
存在の意味を
不確かな想いを
此処に置いていこう
何者にもなれる
僕は見失われ
それでも
僕は僕であるのだろう
侵蝕も内なる
僕なのだから