昏い穴に墜ちる
沈み込む
押し潰される
息もできないんだ
ビニール袋を口に当てて
息を吐く
息を吸う
僕の躰は鉛のようだ
水の中で走る
きみに追いつけない
だめなんだ
手足も痺れてる
きみに追いつけないんだ
倒れこんで 震える僕を
莫迦だと嘲笑ってよ
這いつくばって 泣き喚く僕を
蔑んで捨ててよ
きみだけが
僕の光だった
きみだけが
僕の未来だった
他にはなんもなかった
僕は無意味で無価値なんだ
昏い穴で息絶える
きみがいなきゃ
笑えるほどに
僕は空っぽなんだ
最後でいいんだ
莫迦だと嘲笑ってよ
鉛の躰を棄てる
押し潰されて
もう息苦しさも感じない
きみだけが
僕の光だった
きみだけが
僕の未来だった
他にはなんもなかった
他にはなんもなかった