今日のドトールの珈琲のお供は、
垣谷美雨著「夫の墓には入りません」
主人公の夫(46歳)が急死した。
主人公は悲嘆にくれると思いきや、以下のような感情になった。
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「自分は正真正銘の自由を手に入れた。今まで味わったことのないほどの、半端ない解放感が胸に広がった。心はまるで今日の空のようだ。夫に傷つけられることもない。家事だって、いくらでも手を抜いてもいい。心に喜びが満ち溢れてきた」
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皆さんは、ひどいと思いましたか?
夫婦仲良く、双方とも長生きしたほうがいいに決まってる、と思いますか?
私は仕事で自由と時間を制約されるのは、仕方がないと思いますが、
仕事以外の生活において、自由が制約されるのはイヤです。
プライベートでは、好きな時に起きて、好きな時に寝る。
食事をしたいときに、自分の好きなものを食べる。
ふらっと旅行に行く。
異性との交際では、誰からも咎められない。
そんな生活が理想である。
じゃあ、最初から結婚しなければいいのにと思うでしょう。
でも、子供はほしいんだよね。
病気・怪我になったときに、看病してくれる人がほしいんだよね。
だから、結婚の不自由は受け入れなくてはいけないの?
いやだ、自由もほしい。
家庭内別居ができないだろうか。
つまり、
*夫婦各々が個室を持つ。
*三度の食事は、各々が勝手にする。
*共有部分の掃除、洗濯は曜日ごとの分担制にする。
*税・管理費・光熱費等の共有の経費は、収入が多い夫が負担する。
*お互いのことは、一切干渉しない。
それとも、
*夫婦仲良く手をつないで出かけて、たまに一緒に旅行に行く。
皆さんは、どちらがいいですか?