毎月恒例の気になる映画のピックアップ。2月は他の月より短いのに盛りだくさん。すでに鑑賞済みの作品もあわせて掲載しておきます。
『Here ヒア』『ゴースト・トロピック』(いずれも公開中)は本邦初紹介、ベルギーのバス・ドゥボス監督作品。予告編を観るかぎりでは、静謐という言葉が似あう作品かしらん。どちらかといえば、後者の方が面白そう。
『罪と悪』(公開中)は新人・齊藤勇起監督脚本作品。あらすじを読むかぎりでは、数年前に公開された岡田准一主演『追憶』に似たようなストーリーだが。キャストがやや地味かな。
『一月の声に歓びを刻め』(公開中)は三島有紀子監督・脚本。それだけで観たい気がする作品で、ストーリーなどの予備知識はありません。カルーセル麻紀が出演しているのはポスターからわかりますが。
『夜明けのすべて』(公開中)は三宅唱監督の新作。生きづらさを抱えた男女の物語。16ミリフィルムでの撮影というあたりも気になる作品です。
『瞳をとじて』(公開中)は、ビクトル・エリセ監督31年ぶりの新作。3時間近い長尺というのが(悪い方で)気になるが、映画監督というのも(悪い方で)気になる。公開している劇場が少ないのも気になるが。
『ボーはおそれている』はアリ・アスター監督の3時間の長尺新作。悪夢のようなコメディか、笑えないコメディか、はたまた馬鹿笑いできるコメディか、正真正銘超絶のホラーか。
『落下の解剖学』はカンヌ国際映画祭パルムドール受賞のサスペンス・ミステリー映画。ポスターデザインも秀逸で、それだけで観たくなります。
『ヴェルクマイスター・ハーモニー』は鬼才タル・ベーラ監督作品の4Kリマスターによるリバイバル。同監督作品は1本も鑑賞していないので、「この機会に」と思っているが、わたしには荷が重いかしらん。
なお、『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』と『ネクスト・ゴール・ウィンズ』は鑑賞済み。