恒例の気になる映画のピックアップ。外国映画→日本映画の順で取り上げます。

 

『EO イーオー』はイエジー・スコリモフスキ監督最新作。ロベール・ブレッソン監督『バルタザールどこへ行く』にインスパイアされたロバの受難の物語。50年以上経っての受難や、いかに。

 

『アダマン号に乗って』はニコラ・フィリベール監督の最新ドキュメンタリー映画。同監督作品、かなり観ているんで、気になります。

 

『私、オルガ・ヘプナロヴァー』はチェコ最後の女性死刑囚を描いた映画。チェコ映画というだけで気になるのです。なお、日本最初の女性死刑囚を描いた『天国の駅』の主演は吉永小百合(関係ないですけど)。

 

『それでも私は生きていく』はミア・ハンセン=ラブ監督、レア・セドゥ主演。等身大の母親を描いているようですね。

 

『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』は80年代を舞台にしたジェームズ・グレイ監督の自伝的映画。ポスターからも家族の物語という雰囲気が伝わります。

 

『aftersun アフター・サン』は父子の物語。ビデオテープを通して20年前を振り返る・・・ と家族の映画を続けてピックアップしました。

 

『TAR ター』はベルリン・フィルの女性初のマエストロの映画。トッド・フィールド監督、ケイト・ブランシェット主演ということで、ちょっと息苦しい感じの映画ではないかしらん。

 

『せかいのおきく』は阪本順治監督、黒木華主演の時代劇。『ヴィレッジ』では廃棄物処理施設勤めの女性役だった黒木華、本作では、恋人が糞尿処理を生業に。なかなかこういう女優さんはいないよね。

 

『最後まで行く』は、その『ヴィレッジ』の藤井道人監督の新作。同名韓国映画のリメイク。予告編を見る限りでは、暑苦しい感じがモワモワと立ち上ってきます。男騒ぎの映画。

 

最後は『波紋』。荻上直子監督の新作。荻上監督にしては、ちょっと目線が変わった映画のように感じるのですが、やさしいだけの監督ではないこともわかっているので、良い方に出ればいいですね。

 

公開中・公開直後の映画も多く、ピックアップ作品も多いです。半分ぐらい観れればいいかなぁ、というのが現在の心境です。鑑賞決定は『EO イーオー』。スコリモフスキ監督の過去作など、本作へ鑑賞に向けて準備していますので。