2023年も早いもので立春も過ぎました。恒例の気になる映画のピックアップです。1月は掲載できずに残念でしたが。
『すべてうまくいきますように』はフランソワ・オゾン監督最新作。最近欧州映画で取り上げられる尊厳死がテーマ。ゴダール監督の最期も頭をよぎりますが・・・
『小さき麦の花』は中国映画。ここのところ観たいと思うような中国映画がなかったのですが、本作はオーソドックスな映画のようなので食指が動きます。
『対峙』は欧米作品でこれまた多く取り上げられる感のある銃乱射事件がモチーフ。加害者両親と被害者両親の対峙を描いたシリアス作品。ということで、これまでとは少し視点が異なるのかなぁ。
『ボーンズ アンド オール』はティモシー・シャラメ主演最新作。生まれながらの食人性を持った若いふたりの物語。ジョージ・A・ロメロ監督初期作品、生まれながらの吸血性青年を描いた『マーティン』を彷彿とさせるのですが、いかに。
『ベネデッタ』はポール・ヴァーホーヴェン監督最新作。キリストの花嫁を自認する、実在の修道女の話らしい。センセーショナルな題材ですね。そういえば、ジャック・リヴェット監督にも『修道女』という未見の映画があるのですが・・・むむむ、気になる。
『逆転のトライアングル』はスウェーデンの鬼才リューベン・オストルンド監督作品。前2作は相性が良くなかったのですが・・・本作は、いかに、といったところ。映画館で観ないと、その後は観ないだろうなぁと思う作品です。
なお、1月公開の映画で、まだ観ておらず気になっているのは『ノースマン 導かれし復讐者』『イニシェリン島の精霊』の2本。
上映終了の日本映画『とべない風船』、『ドリーム・ホース』、リバイバルの『テス』は、レビューアップ遅れていますが鑑賞済みです。