前回最後に「次回は、トビタシネマと、さて何処へ思いを馳せましょうか」と記してから、少々時間が経ちました。
久しぶりの回想です。
まずは、予告どおりのトビタシネマ。
前回記したトビタOS劇場は、商店街を途中を曲がった路地のようなところにあったのですが、こちらは商店街が阪神高速とぶつかるところにありました。
「あります」と書こうとしたら、あやややや、今年の4月から休館(実質、閉館)していました。
今年お正月に帰阪した時は、まだ現役だったので、これは残念、無念です。
左側が洋画3本立てのトビタシネマ、右側がトビタ東映だったと記憶しています。
トビタ東映の方は入ったことがないのですが、トビタシネマの方は2~3度観に行きました。
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洋画3本立てでしたが、先に書いた新世界国際が3本とも新作(ロードショウから半年ぐらいの作品)だったのと比べると、こちらは1本は古いのが混じっていました。
憶えているのは『ドミノ・ターゲット』『華麗なる陰謀』『タイトロープ』『アクション・ジャクソン/大都会最前線』。
この中では、『ドミノ・ターゲット』が一番古い。
ほかのブログ記事を読むと、「スクリーンに大きな染みがあった」とあるのですが、記憶のなかではありません。
たぶん、90年代以降についた(つけられた)のだと思います。
坐り心地の悪い椅子、なんだか怪しげな雰囲気の観客、ちょっと饐えたようなにおい、休憩時間に流れる時代錯誤のような演歌。
映画を観る環境としてはかなり悪いのですが、場末の雰囲気満載で、これはこれでいい思い出です。
これで、新世界・トビタ界隈の映画館の回想もおしまい。
さて次は何処へ思いを馳せましょうか、と思案していたところ、先のシネマ温劇の回想の際に発掘した「シネマ・ロワイヤル」の企画上映の半券。
吹田映劇での同じような企画ものの半券を発掘しましたので、そのことについて回想を。
吹田映劇は、大阪市の北隣の吹田市、国鉄・吹田駅からほど近いところにありました。
通常は邦画成人映画を上映していたので、企画ものの上映(大半がオールナイト)でしか行ったことがありません。
はじめて行ったのもオールナイト上映なので、少々道に迷ったような記憶があります。
下に半券の画像をアップします。

アート系とホラー系という両極端なプログラムですね。
パゾリーニ監督の艶笑三部作『デカメロン』『カンタベリー物語』『アラビアン・ナイト』は、この企画で観ました(2本は半券に載っていますね)。
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特に右下の『デカメロン』と『華やかな魔女たち』はとても観たかったので、『木靴の樹』はこれが3回目、『家族の肖像』はこれが4回目でした。
右上の3本立てと左上のアラン・タネールの特集上映はオールナイトではなく昼間の上映でした。
それにしても、アラン・タネールの特集上映に出かけているとは、我ながらビックリ。
『光年のかなた』と『ジョナスは2000年に25才になる』の2本を観たのは覚えているのですが、この特集上映では何を観たのかすら記憶にありません。
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左下のホラー映画特集で観たのは『ザ・ダーク』が上映されている方。
『ザ・ダーク』とか『マニアック』とかは、この半券を観るまで、(これもまた)観たことすら忘れていました。
『恐怖の足跡』を観るころには、くだらなさと眠さで、うつらうつらしていましたね。
左列の企画中の『悪魔の狂暴パニック』と『グラマーと吸血鬼』は、ちょっと観てみたいような気がします。
(DVD等のパッケージ、ちょっと怖すぎです・・・・)
と、今回はここまで。
次回も、同じく発掘された半券とともに思いを馳せます。