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元ひきこもーらー[りさ]が自分を解放してきた話

平均台から落ちた中学3年生。落ちてみたら、そこには360度どこへも行ける、キラキラした世界がありました。人に出会い、世界を知るたびに、自分を解放してきた[りさ]のおはなし。


「ひとりで大丈夫」


そう自らに言い聞かせ、
自分の殻にとじこもったわたし。


でもそれも長くは続きませんでした。




そして。




朝、起きられなくなりました。




起立性調節障害です。



友達がなってしまった病気に、
わたしもなったのです。




朝目がさめて起き上がろうとすると、
体が重くて起きれない。


そのうち目覚める時間もだんだんとおそくなっていき、いつも起きれていた時間に起こされてもまったく気づかないようになりました。


やっと起き上がれるのは、
登校時間をとうに過ぎたころ。


それでもなんとか起き上がると、
頭がぶん殴られたようにガンガンする。


布団から出ようと立ち上がれば、
立ちくらみで目の前が真っ暗になるし、
だるくて何もできない。


お風呂場で倒れかけたこともありました。




でも、本当につらかったのは
そんなことじゃない。




この病気になって、
なにが一番つらかったか。




それは、
信じてもらえなかったこと。






動けないのは朝だけ。

夕方にかけてだんだんと体調がよくなっていくのも、この病気の特徴。


だから母の買い物について行ったりすると、

それを見かけた同じクラスの人は



『あいつ仮病じゃん』



という。




ちがうのに。




病院でちゃんと病名が出されるまでは、
母もそうでした。




毎朝毎朝「学校にいきなさい」



体調が悪いって言っても、
信じてくれなくなった。



何度も母とぶつかりました。




母までもが自分を信じてくれなかったことが、なにより悲しかったです。





朝起きれなくて、学校にいけないのは、

私が怠けているからなのかな。

私って弱いのかな。



自己嫌悪に陥りました。



それで、『そんなことない』って言い聞かせる。


でもやっぱり自分を責めてしまう。


毎日、この繰り返しでした。





だから病院で『起立性調節障害』という診断をされたとき、わたしは正直うれしかったのです。


病気と診断されて喜ぶなんて、
普通ならおかしいですよね(笑



でもやっと、
認めてもらえた気がしたのです。



起きれなかったのは、
あなたが怠けてるからでも、
弱いからでもない。



病気だったんだよ、と。






そして『病気をなおすため』という正当な理由をつけ、私の不登校生活ははじまったのでした。