こんな夜だから
思い出す事がある
そんなことを今日は書き記してみよう
私は文章を書くことが嫌いだった
小学校や中学校の国語の授業が嫌いだった
今でもはっきり覚えている
「この文章の主文を答えなさい」
授業でもテストでもよくある問題だった
この問題に正解したことがない
なんということでしょう…
国語の先生は良くこう言っていた
「答えは色々あっていいけれど、でも正解はそこじゃないんだよね」
若かりし私は困惑した
答えは色々あっていいけど正解じゃないって
どういうこと?
国語ってそんなにわけわからないものなの?
それ以来国語というものを
全く勉強しなくなっていった
そして数学、高校になってからは物理と
確実に答えがハッキリ分かるものに
力を注ぐようになり
明らかにアンバランスな人間に
なっていただろうと思われる
今、あの頃を振り返ると
私は数学、物理などの
答えがハッキリ分かるものに
助けられていたんだと思う
曖昧な言葉の意味
人によっては捉え方が異なる文章
そんなものに振り回される
人生などゴメンだ位の気持で生きてきた
若かりし頃…
きっとあの頃は外側に答えがあるものだと
信じきっていたと思う
答えは自分の中にあるのに…
そんな若かりし自分を
今日は愛おしく感じる
そして今は
あんなに嫌いだった
文章で小説を書いたり
ポエムを書いたりして
自分を表現している
今でも数学は大好き

計算してるとワクワクする

それに変わりはない
でも今は
人の数だけ答えがあっていい
感じ方は違っていい
そう思えるようになった
だからこうして書いている
せっかく地球に生まれて来たんだから
もっと心動かそう
感情を感じるために
生まれてきたんだから!
そんなことを感じた今宵

おやすみなさい

ドリー・レイコ
