まずは,みなさま高校入試おつかれさまでした。

 

試験が終わって,

チカラを出し切れて満足している受験生。

チカラを出し切れず後悔を抱いている受験生。

さまざまかと思います。

 

とはいえ,もう済んでしまったことですので,あとは合格発表を待ちましょう。

 

ざっと見た感じ,特に難しいと受験生が感じたと予想されるのは,

大問1の(10)

大問2の(2)②

大問5Ⅱの(3)

の3問あたりでしょうか。。。

この3問は,勉強をしていても,あまり問題集にも載っていないということもあり,苦労をしたかと思います。


 

不慣れといえば,秋田では珍しく「合同」や「相似」ではない証明問題が出されました。

決して,難しいわけではありませんが,

「不慣れな点から,解けなかった人が多かったかもしれない。」

と予想しています。

 


解答は教育委員会から出されますが,解説が欲しいと思う問題もあると思います。

上記3問のうち,解説が欲しいという人が多そうな、大問1(10)の解説案を大急ぎでつくりました。

公開しますね。

 

 



ある種の固定観念から

「無数にあるのでは?」

と思いやすい式の形です。

無数にあるように見えるけど、実は無数ではない説明は、ここでは省略するけど、この式の場合は個数が有限なので問題として成立しています。


そのせいもあって、たとえ数学の先生であっても、ポイントに気づけなければ、初見で解けなくてもおかしくなさそうな問題だと思います。

受験生の皆さんは気に病む必要はないですよ。


むしろ、スルー推奨の問題だよ。



追記

ご覧になっている先生用に。


無数にあるように見えつつ、実は個数が有限であることについてです。

自分はこの式を関数とみなして微分して、傾きの式にかえて、極限をとり、その後、幾何的な解釈と組み合わせることで、a→∞で、整数の格子点がでてこず、有限であることを確認しました。 

他にも手法はあるかもしれません。