お待たせしました。
ようやく、このシリーズの続きが書けます。
このシリーズの前回のブログ
今回の話題は、数学の「世界7大問題」にも密接に関係している通り、大学教授レベルの人しか本格的に取り扱えないテーマで、研究成果しだいではアーベル賞を受賞することもありえます。
※ノーベル賞には数学部門がなく、これがノーベル賞と同等の賞になっています。
なので、流石(?)の私も、中学生向けに何をどう書いたら良いか悩んでいます・・・汗
「?×?=943」
この数がいくつなのか?が判ってしまうと、暗号が解かれてしまいます。
暗号と聞くとスパイ映画や、軍事的なものを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、現代社会に欠かせないコンピュータ通信は暗号によって安全性を約束されています。
ですので、これを短時間で解く方法を発見されてしまうと、メールの内容や、ネットで何をやり取りしているのか?、そしてクレジットカードの暗証番号・・・などの諸々が、まったくの外部の第3者に筒抜けになってしまいます。
コンピュータ通信の安全性は、
・素数は、法則がない数であること。
※多少の法則は判明していますが、決定的な法則は見つかっていません。
・「41×23=943」はすぐにわかるが、「943=?×?(因数分解)」を短時間で逆算する方法がないこと。
この2つによって守られています。
特に、2番目は「知っている人はすぐ判るけど、知らない人は見つけるのに膨大な時間がいる」と言う点で、通信に非常に好都合なんですね。
この「巨大な数の因数分解」はコンピュータでさえ解けないことを利用した暗号を「RSA暗号」と呼んでいます。
RSA暗号は、現在の主流の暗号方式ですが、中身は決して複雑なものではなく、「累乗計算」と「割り算の余り」を利用した面白い暗号化方式で、小学生でも理解できる暗号です。
そういえば、RSA暗号については、あの「ゴルゴ13」でも取り上げられていましたね。
昔、読んだことを思い出して、ちょっとググって見ました。
「373話 最終暗号」に載っているそうです。
他にも「離散対数の計算」の難しさをベースにした「楕円曲線暗号」など他の最新の暗号方式もあります。
楕円曲線暗号の話をするのはまだ早すぎますが、RSA暗号についてはまたシリーズ化して綴ろうと思います。
そういえば「ググる」も暗号という側面を持っています。
知っている人にしか伝わらないですよね(^∇^)
数学という、日常生活とかけ離れた学問で、日常生活にどのように関わっているか?を感じとて頂けましたら、幸いです。