先日のブログ「因数分解」の続きと,その前の「NPブラスオルケスタ」を兼ねて,今日のテーマ
「P≠nP予想」・・・①
です。
これは,現代数学の7大問題として、ミレニアム懸賞問題になっている予想です。
もし、証明できたら100万ドル(1.2億円)もらえます。
そのような問題なので、問題内容をわかりやすく説明することさえ厄介なのですが、すご~く噛み砕いた表現をすると、
「手当たり次第に適当な数字で計算すると運よく答えが見つかる問題があるけど、その問題をうまく解く別の方法が必ずある訳ではないよ。これは多分正しいんだけど、証明できないから誰か証明して(汗)」
という、法則というか、証明できていないので予想扱いになっている法則です。
※専門家の方々へ・・・
ごく普通の中学生向けの話にするため、噛み砕きすぎた内容にしています。その為、本来の正しい内容になっていないことは、重々承知しています。
中学生向けの例として、
?×?=943
の2つの数は何?
という、一見簡単そうな問題ですが、見つけられるでしょうか?
もしかしたら、答えられないかもしれません。
ですが、
41×23=?
は、ちょっとした時間があれば
41×23=943
と答えられますよね。
41×23=?は
良いのですが、
?×?=943
の『?』を見つけるのが、厄介なんです。
ですが、このブログを見てきた人は、
41と23だ!とすぐにわかりますよね。
このような、問題をどうやったらうまく解けるのか?
それ以前に、
そもそも、うまく解く別の方法あるのか?
ここに、「P≠nP予想」の話の根本があります。
因数分解と数学の世界7大問題「P≠nP予想」②へ続く