真面目に時間をかけて勉強しているのに,成績が上がらない・・・
という中学生,

ひょっとして,
予習をしていませんか?

予習をしていますか?

ではなく,

予習なんて,していませんか?

です。

予習なんてしていると,成績は上がりにくいですよ。


よく言われるのが,
「成績の良い人は,予習をきちんとやっている。」
というセリフですよね。

ですがこれ,
「予習をやっているから,成績が良い。」
ではありません。

理由と結果が逆です。

「成績が良いから,予習ができる。」
です。


また,
「予習⇒授業⇒復習のサイクルをつくれば,成績は上がります。」
これも良く聞くセリフですよね。

できるなら,成績は上がりますよ。
本当にできる人だけ。


英単語を調べておく等の下準備的な予習など,例外はありますが,私は基本的に予習否定派です。


「予習⇒授業⇒復習のサイクル・・・」
聞こえはすごく良いですね。


ですが,これには時間の概念が抜けています。

実際に,予習をやってみてどうですか?

ものすごく時間がかかりませんか?

教われば,すぐ終わるようなことなのに・・・

50分の授業の予習を2時間かけて行う。

その勉強法は,効果的ではありません。

予習と復習で,処理できる内容量を比べた場合,

圧倒的に

予習<復習

です。

予習に2時間かけるような時間があるなら,
復習を2時間増やすこと。

そうやって,
「習った事を確実に身に付ける。」

そして,余裕があるなら,
「復習内容の難しい問題を身に付ける。」

このほうが,同じ時間でたくさんのコトができます。
その後で余裕があるなら,予習をやれば良いんです。


現にここTOP進学塾では,予習を前提とした指導はしていませんが,結果は残しています。
(HPのバナーですが・・・)



自学力があってすごくできる生徒や,予習をやることで実際に成績が上がっている人は,それはそれで問題なしです。(予習を辞めれば,もっと上がるかもしれませんが・・・)

今日の話は,予習をやっているのに,成績が上がらない人に対しての話です。

むやみやたらに「予習をやれば・・・」と言っているような人たち話を聞くと,
「予習をすることで,勉強の時間配分がどうなるか?」
まで,生徒の生活の事を考えずに,適当に言っているんじゃないか?
とまで疑ってしまいます。




もう一度,言います。

真面目に時間をかけて勉強しているのに,成績が上がらない・・・
という中学生,

予習なんて,していませんか?

予習にかけるような時間があるなら,
その分,復習を増やすこと。

その方が,成績が上げる為の理(ことわり)に合っています。



※理(ことわり)…万物の法則性のこと。