今日の2つ目の話題は,インフルエンザワクチンについてです。
※1つ目の話題⇒「Trick or treat!


ここ最近一段と寒くもなり,インフルエンザの予防接種について考える時期になってきましたね。


普通のワクチンには防腐剤が入っていて,その防腐剤について不安視されたこともあるので気にしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

インフルエンザワクチンには防腐剤不使用のもあるのですが,主に妊婦を対象にしているので,産婦人科以外で摂取できる所はほとんどありません。

小さいお子様を抱えているお母様の中には,秋田市で防腐剤不使用のワクチンが摂取できるところを探している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私自身もつい先日知ったばかりですが,内科で防腐剤なしのインフルエンザワクチンが摂取できる病院をを紹介します


あきた内科・呼吸器内科クリニック
http://www.web-clover.net/akitaclinic/index.html
です。

広告も頂いてきました。





そしてここで話が終わらないのが私の悪いところでもあり,良いところ。
もう一段深いところまで話を掘り下げます。
生粋の理系の性です。お読みいただいている方々,諦めてください

そのワクチンに使用されている防腐剤ですが,
一般名:チメロサール
正式名:エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム
化学式(組成式):C9H9HgNaO2S
という有機系の水銀化合物で,この「水銀(Hg)」という所が問題された部分です。

水銀というと,水俣病の原因物質でしたよね。
こちらの原因物質はメチル水銀系の有機化合物で,似ている別物ですが・・・
受験生のみんな,忘れていませんか?

私は専門家ではありませんので詳しくは知りませんし,誤って記憶している部分もあるかもしれませんが・・・

聞いた話では,一概に防腐剤なしが良いという訳ではないそうです。

普通のワクチン摂取では1つのびんにある薬剤を数回に分けて使用するため,摂取希望者数上,封を切ってから中身が空になるまでに数日~数か月かかるそうです。そしてその間に余計な菌やウィルスが繁殖し,逆に不安があるため健康に問題ないと言われる量の防腐剤を添加しているそうです。

このような,防腐剤なしであるからこそ発生する問題というもあります。
ですが,インフルエンザのワクチンに限っては,その心配はないそうです。


理由として,防腐剤不使用のワクチンには,
①1回使い切り型のパッケージがあること。
②数回使用型でも成人1人の使用量が0.5mL(子供0.25mL)に対して,瓶1本の内容量が0.5~1mL(使用回数が1~4回)なため,他の予防接種とちがい,短期的に希望者が集中するインフルエンザの場合は,その日のうちに何本も使い切ることになり,その日の最後にあまった分を廃棄することで,安全性を確保できるからだそうです。


だったら,製薬企業が全部のワクチンを1回使い切りパッケージでつくれば,どんなワクチンにも防腐剤がいらないのでは???と,さらに疑問を持ってしまうあたりは,理系の性が全開ですね
実際にそうなってないのには,何かしらかの現実的な問題(恐らく値段の問題)があるからでしょうね。


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