以前のブログでも書いた通り,的確な見直しは技術です。見直し技術を高めるトレーニングをせずに本番でだけ見直しをして,上手くいきません。ですが,すぐにできる見直し技術もあります。

その①『ケアレスミスが見つけられない。』
自分がよくやるミスをどれだけ知っているか?が重要。
よく聞こえてくるのが,問題練習をしていて,
「あぁ,またやってしまった・・・」
それを知っているなら,そう思うなら,これをテスト本番に活かそう!


その②『見直しは,3~4段手法でやる。』
全部の事を同時にやろうと脳力が分散されてしまい,1つ1つの事がおろそかになります。見直しの場面以外でも,すべての事を同時にこなそうとして,パニックになったことはありませんか?

単純な例えですが,自分の全脳力を100%として…
・1つの事のみに集中する→その1つに100%の力を注げる。
・2つの事を同時にこなす→自分の力を50%,50%に分配して注ぐ。
・4つの事を同時にこなす→自分の力を25%,25%,25%,25%に分配して注ぐ。

自分の持っている脳力が高ければ25%でも処理可能ですが,処理対象が5個,6個,7個…と増えていけば,いずれ限界がきます。
実際はこう単純ではありませんが,複数の事を同時こなそうとすればするほど,1つの事がおろそかになる事は同じです。

そこで,見直しで力を注ぐ部分を3~4段階に分けるのがオススメです。

理科の例だと,時間をかけずに見直せる部分を優先して以下の順番で見直しをすると良いですよ。
① 解答欄だけを見て漢字ミスのチェック!!
これはどの教科も共通。1~2分で見直しができる部分です。必ずやろう!

② 解答条件にあっているか?のチェック!!
何の形で答えるかは、問題文の最後に書いています。問題全文を読み直さなくても,確認できる項目です。『化学式で!!』・『物質名を!!』・『記号で!!』・『何桁で!!』など…理科は、同じ内容でも答えの言葉が変わります。時間にして3~5分程度


③ 計算は計算をし直す!!
特に小数の×÷算に気をつけよう!人間が苦手な計算は①割り算②引き算の減らす計算です。理科は割り算が絡むことが多いので特に注意!理科のテストでの計算問題は数問ですから,時間も大してかかりません。7~8分もあれば十分です。

④ ①~③が全部終わって残り時間があるなら・・・
問題文を全文読み直してのチェックに入りましょう。


その③『まよった末に,直した答えの方が間違っていた』について
 これも,よくある話です。そんな場面になったら,逆から考えてみて下さい。問題の正答ではなく,自分の考えにミスを探すこと,ミスがあったらその答えは間違い。

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