まずは,昨日の問題から・・・
現在の2年生ならば,文字を使った様々な整数の表現を4月・5月あたりに習いましたよね?
例えば,
偶数⇒2n
奇数⇒2n+1
連続する整数⇒・・・n-1,n,n+1,n+2・・・
などです。
ここの知識で習わなかったor忘れてしまったとして多いのが
割り算の関係式の立て方です。
普通に計算するなら
(もとの数)÷(割る数)=(商)…(あまり)
と表現しますが,この
『…(あまり)』
という表現が,方程式などの関係式に不向きなのです。
ですので,割り算の関係式をつくるときは
(もとの数)=(割る数)×(商)+(あまり)
の形をつかいましょう
例
23÷5=4…3
23=5×4+3
と上下並べるとわかりやすいでしょうか?
先日の問題は,これで関係式を立てることを
知っているかどうか?
が全てだとおもいます。
~先日の問題~
問題 4を3でわると1余り,5を3でわると2余る。このとき,4と5の和の9は3の倍数である。このように,3でわると1余る数と,3でわると2余る数の和は3の倍数である。このわけを説明せよ。
解答例
3でわると1余る数と,3でわると2余る数の商をそれぞれa,bとすると,
3でわると1余る数と,3でわると2余る数はそれぞれ,3a+1,3b+2とあらわせる。
その和は,
(3a+1)+(3b+2)
=3a+1+3b+2
=3a+3b+3=3(a+b+3)
(a+b+3)は整数だから,3(a+b+3)は3の倍数である。
よって,3でわると1余る数と,3でわると2余る数の和は3の倍数である。
~補足~「mod」を使った解き方もできますが,中学生向きではないのでここでは略。知っている人にとってはただの計算問題になってしますし
いかがでしたでしょうか?割り算の関係式の立て方を知っていれば,解放技術自体は定期テストに出る程度の
「奇数と奇数の和は,偶数になることを説明しなさい。」
と同じです。
受験勉強において,こういう要素はたくさんあります。塾の授業計画の序盤は,それを抑えることを主軸に塾の授業計画を組んでいきます。
では,この高校入試問題はどうでしょうか?
先日の問題とは反対に知識レベルは基本で,解放技術レベルが高度です。解放技術の難易度で,問題レベルが高くなっています。(解放技術も知識だ!!という考えは,寄せておいてください(`・ω・´)ゞ)
問題 3けたの自然数で,百の位の数と十の位の数と一の位の数の和が9の倍数になっているとき,もとの自然数は9の倍数である。このわけを説明せよ。
解答例は,次回のブログにてо(ж>▽<)y ☆
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