今回は,解説用に図も用意しました。
これと併用しつつご覧ください。

この問題を中1の内容で解くには
面積の計算をしないで済む所を,
削り落していくことコツです。

まずは,分断した立体ではなく,
もとの三角柱で考えます。

秋田の塾講師(数学・理科)のブログ-広告解説用

図の1
 ここの部分は上下共に接している所なので同じ大きさですね。


図の2~4
 この3つの面は赤色の部分と黄色の部分が同じ大きさとなっていますので,やはり面積差としては考える必要はありません。


結果,図の5にあるように青い部分だけが面積差となっています。
ここの長方形の面積は
 
 6×3=18c㎡  ですので

答…『立体イの方が18c㎡大きい』

となります。

いかがでしたでしょうか?入試は『高度な内容』が必要なのではなく,
『基本を活用する力』が必要
です。
この力は,筋力トレーニングのようなもので,
短期的に伸ばすのではなく,毎日コツコツやることで,
『気が付いていたら,伸びていた。』
という能力です。
実は,この問題はより高度な数学の知識があれば,少し時間はかかりますが,全ての面積を算出することもできます。
ただし,いつもできるとは限りませんし,制限時間のある入試では早くとける方法を選択していくことは大事です。


話は変わりますが,よく
『大人になってから数学をやると面白い音譜
という方がいますが,それは仕事では
『知っていることをどれだけ活用できるか?』

を求められる場面が多いため,
自然と数学の力が伸びているためです。

逆をいえば,
『数学の問題を考える力』の高さは,
大人になってからの,
『数学とは無関係』
の場面で,発揮されます。
数学の能力とは,そのようなものだと私は思います。

あっ!!図の6をつかってないあせるо(ж>▽<)y ☆