いつものように書店をふらっと覗きました。



そして、本屋大賞2026で9位の櫻田智也の『失われた貌』が目に入りました。


サイン本です。








「本屋大賞」の作品は最近チェックしましたが、まだサイン本出てたんだと一瞬固まって、そのままレジへ直行しました。


話題作+サイン本という組み合わせは、理性が負けるやつですね。





この作品はネタバレは避けます。

※基本ネタバレはしないようにしていこうかな。。。




ネットでの評判は上々でかなり興奮しています。

まだページを開く前なのに、すでに特別な一冊になっている感じがすごいです。




これからじっくり読み進めます。

-----少々ネタバレあり-----



内藤了の吸魂の剣を購入しました(サイン本)

サインがなかなかにオシャレなんですよね↓






まず第一に、「やっぱり表紙に惹かれた直感は間違ってなかったなぁ」ということでした。


あのどこか妖しさと緊張感をまとったビジュアルに引っ張られるように読み始めたけれど、中身もその期待を裏切らないどころか、じわじわと世界に引きずり込まれていく感じがありました。





物語の中心にいる江姫は、ただ強い主人公というより、「強くならざるを得ない人」という印象が近いです。


妖の銀竜や山犬の精といった仲間たちと出会い、力を増していく一方で、その裏側では常に不穏な気配や崩壊の足音が忍び寄っている。


そのアンバランスさがずっと緊張感として続いていきます。





特に好きだったのは、仲間が増えていくことで単純に安心に向かうのではなく、むしろ「守るものが増える怖さ」や「失う可能性の重さ」も一緒に増えていくところです。


パワーアップしているはずなのに、どこか不安が消えない。その構造が江姫というキャラクターをすごく立体的にしていました。





辻斬り事件の裏に隠された因縁が少しずつ明かされていく流れも、ただの謎解きではなく、江姫自身の運命と静かにつながっていく感じがあって、「戦う理由」がどんどん個人的で切実なものになっていくのが印象的でした。





そして何より心に残ったのは、江姫が完全に強くなるわけではなく、揺れながら、それでも光の方へ進もうとする姿です。


怖さや不安を抱えたまま、それでも前に進むしかないという感じがリアルで、そこにすごく惹かれました。





読み終えてみると、この物語は単なる妖ファンタジーというより、「崩れそうな世界の中で、それでも誰かとつながりながら進んでいく話」だったように思います。



表紙に惹かれて買うのもたまにはアリですね。

-----少々ネタバレあり-----




河﨑秋子の清浄島のサイン本をゲットしました。





感染症に関するお話なんだけど、それだけじゃ終わらない一冊でした。





読みながらずっと思っていたのは、「なんで北海道の人ってキツネをあんなに警戒するんだろう?」っていう素朴な疑問なんですが、これが納得できる形で腑に落ちます。





舞台は礼文島(北海道の北西の小島です、google地図で見ましたが場所を正確に知ったのは初めて)。

きれいで、静かで、でもどこか閉ざされた空気のある場所。そこにキツネが持ち込んだ寄生虫「エキノコックス」が広がっていく。


人の体の中で増えて、気づいたときには命に関わる――正直、呪いって言われても違和感ないくらい怖い病気です。





で、この物語のしんどさはここから。対策がとにかく過酷です…。

キツネやイヌ、ネコといった終宿主、さらに野ネズミまで駆除して、調べていく必要がある。頭では「仕方ない」と分かっても、感情がついていかない場面が何度もありました。





それでもやるしかない。そこで出てくるのが、

「長い知恵比べ」

「より良い方法を知恵振り絞って考えなきゃいけない」

っていう言葉。

これがめちゃくちゃ重い。


きれいごとじゃ済まない現実の中で、人がどう向き合うかをずっと突きつけてきます。





読んだあと、キツネの見え方がちょっと変わると思います。


かわいいだけじゃないし、ただの悪者でもない。


人間の暮らしとぶつかったときに、どうしても生まれてしまう距離みたいなものがリアルに感じられる。





重いテーマではあるけど、ただ暗いだけじゃなくて、「どう生きるか」をちゃんと考えさせてくれる本でした。


こういう作品、読んでよかったなって素直に思えるやつです。



文庫本を購入しましたが、なかなかにページ数がありました。

いつもの書店で『名古屋お疲れメシ通信』という本を見つけて購入しました。



森崎緩さんという作家は知りませんでした。私自身、読書量が多いわけでもないので「知らなかった…!」という気持ちは多少ありつつも、それ以上に惹かれたのは名古屋飯をテーマにしているところでした。



名古屋に生まれ育った身としては、味噌カツも、ひつまぶしも、あんかけスパも慣れ親しんだ料理です。

観光客向けの名物というより、日常に溶け込んだ「当たり前の味」なんですよね。

だからこそ、その名古屋飯がどんなふうに物語として描かれているのか、すごく気になって手に取りました。



しかもサイン本!これだけでちょっと特別感が増します。

新品の本を開くときのあのワクワクに、「この一冊は自分にとって少し特別だ」という気持ちが重なって、読み始める前からすでに満足度が高い。




名古屋飯って、外から見るとちょっとクセが強いイメージを持たれがちだけど、地元の人間にとっては不思議とホッとする味だったりします。


独特でも愛着のある食文化が、この作品の中でどんな風に表現されているのか、これからじっくり味わうように読み進めていきたいと思っています。




きっとこの先も、名古屋飯とは一生の付き合いになるはず。

だからこそ、こうして物語として改めて触れられるのが嬉しいし、なんだか自分のルーツを再確認するような気持ちにもなります。




急いで読むのはもったいないので、少しずつ、大切に読み進めたいです。

いい買い物をした日。





最近通い始めた書店で、なんとなく手に取った『倫敦スコーンの謎』







帯に、サイン本と書かれていました
残り3冊でした。





こういうのは、探しにいくと見つからなくて、何も考えていないときに限って出会う。少し得をした、というよりは、ちょっと運が良かった、くらいの出来事です。





運が良かったと言っても、嬉しいは嬉しいんですよね。






書店に通うのが癖になりそうです。